多チャンネルでのVOD

オンデマンドでのビデオ配信はOTT-Vが大きな話題になっているが、多チャンネルサービスでのVODの利用も増えている。ComcastはVODに最も積極的な事業者である。同社は、有料のVODだけでなく、無料VODのコンテンツも多く提供している。ケーブルTVのVODとしては36,000本以上のコンテンツがある。Comcastによると、同社は昨年に24億時間のコンテンツをVODで配信した。無料コンテンツの主体は主体はテレビ番組で、過去のシーズンだけでなく、キャッチアップとして最新の番組も提供している。Comcastは1ヶ月で約8000万時間のTVコンテンツをVODで配信している。TV番組は広告付きで配信されており、キャッチアップ番組はNielsenのC3(放送日+翌3日間)の視聴率に含まれている。ComcastはTVでのVOD以外に、インターネットを使い、Xfinity.comでもVODを提供しており、オンラインでは270,000本以上のコンテンツがある。

ComcastとVerizonの共同開発

Verizon、それにケーブルTV事業者のComcast、Time Warner、Bright House、Coxはお互いのサービスを販売することで協力をしているが、ComcastとVerizonは昨年に共同研究開発のプロジェクトをスタートさせている。研究所はシリコンバレーに設置され、ケーブルTVサービスとモバイルサービスを融合させるサービスが開発されている。

LibertyがCharterの27%を買う

Liberty MediaはCharter Communicationsの株主から269万株と10万のワラント債を26.17億ドルで購入した。これにより、Liberty MediaがCharterの筆頭株主となる。Charter Communicationsは520万の加入者を持ち、ケーブルTV事業者としては、Comcast、Time Warner Cable、Coxに続く、第4位である。Charterは2011年12月にCablevisionのCEOであったトム・ラトリッジ氏を雇っている。Liberty MediaはAT&TがTCIを買収した際にTCIの加入者をCEOであったジョン・マローン氏が得た会社で、同系列のLiberty Globalは、買収により欧州最大のケーブルTV事業者になっており、Charterの株取得を皮切りにアメリカでもケーブルTV資産の買収を開始すると推測される。

多チャンネル: 国際動向

  • オランダのデジタルTV世帯は2012年第3四半期で630万世帯に達し、浸透率は81%になった。アナログサービスを提供しているのはケーブルTV事業者だけであり、IPTVの普及がデジタル化加速の大きな要因になっている。
  • クロアチアでは衛星放送の加入者が大きくと増えており、1年で25%の成長をし、2012年末で106,89世帯に達した。多チャンネルサービスとして最も加入者が多いのはIPTVで366,974世帯が加入している。ケーブルTVは145,473世帯が加入している。
  • イタリアでは2012年に100万世帯が多チャンネルサービスをキャンセルしたと欧州委員会の報告によると欧州39カ国で有料放送の加入者は13%減少をした。
  • Liberty GlobalはオランダのケーブルTV事業者のZiggoの株12.65%を約8.1億ドルで購入した。

Redbox Instantがサービス開始

3ヶ月間のテストを経て、VerizonとCoinstar(Redbox)の共同サービス、Redbox Instantがスタートした。RedboxはNetflixの大きな競合になるだけでなく、Amazon、iTunes、Vudu等とも競合する。Redbox Instantは月額$8で、月に4枚のRedboxキオスクからのディスクレンタルと4,600本のライブラリーから見放題のストリーミングを提供する。Netflixはストリーミングとディスクレンタルを切り離し、ディスクレンタルには力を入れていないが、Redbox Instantはレンタルとストリーミングのパッケージを基本としている。また、Redbox Instantでは、Amazon、iTunes、Vudu等の様に、映画のデジタルレンタル、購入が出来きる。