FacebookとRoviが協力

FacebookはRoviの映画、TV番組、有名人のデータベース、Rovi VideoをFacebookに統合する事の契約した。これにより、サードパーティのディベロッパーは、Facebookのソーシャル機能にエンターテイメントデータを加えたアプリケーションの開発が可能になる。Rovi Videoには460万以上のTV番組のデータが含まれている。この契約により、Roviは同社が提供しているソーシャル機能の利用者とFacebookの利用者を統合し、より使いやすい環境を提供する事が可能になる。

Facebookと視聴率の関係

CitizenNetの分析によると、テレビ番組のFacebookでの「Like」が3%上がると、視聴率が1%増す。CitizenNetはFacebookのPreferred Marketing Developerの1社で、2011年から2012年に77のテレビ番組のFacebookでのメトリックとNielsenの視聴率の関係を調べた。

EricssonがMS Mediaroomを買う

MicrosoftはそのIPTVプラットフォームのMediaroomをEricsonに売却した。Microsoftは、1990年代後半からSTB向けのミドルウェアの開発を始め、2000年にはDirecTVのSTBとしてインターネット機能を持つUltimate TVを開発し、その後、ケーブルTVのミドルウェアとして、Microsoft TV Foundation Editionを開発する。しかし、ケーブルTV、事業者に採用される事無く、この開発は終了し、2007年にMicrosoft TV IPTV EditionがMediaroomとして発表される。MediaroomはIPTV向けSTBのミドルウェアとしては20%以上のシェアを持っており、AT&T U-Verse、Deutsche Telecom、Telefonia、Swisscom等で採用されている。しかし、Mediaroomの貢献度は低く、市場に大きなインパクトは与えていなく、iOS、Androidの様なエコシステムを作るには至っていない。

Microsoftのホーム・エンターテイメント市場はMediaroomではなく、Xbox 360が築いている。Xbox 360はストリーミングメディア・プレーヤとして最も利用されている製品になっている。Microsoftは、MediaroomをEricssonに売り、Xbox 360に専念する事になる。新しいXbox 360は、Google TVの様にHDMIパススルーを採用し、多チャンネルサービスのインタフェースとしても使えるようになると噂されている。

Boxeeが製品名を変える

Boxeeは5ヶ月前に発売し開始した、ストリーミングメディア・プレーヤ、プラスTV番組のDVR機能を持った製品の名称をBoxee TVからBoxee Cloud DVRと変えた。製品としては同じで、Boxee Cloud DVR はNetflix等のストリーミングサービスの視聴に加え、TVチューナを持ちTV番組の視聴が出来、さらにTV番組をクラウド上に録画し、タブレット等から再生する事が出来る。製品の価格も変わらず、$100だが、クラウドDVRの利用は月5時間以下の再生は無料とした。月額$10を払うことで、無制限の録画、再生が出来る。クラウドDVRの機能は現在、8都市でしか提供されていないが、年内に26都市に広げる予定。

製品名を変えたと共に、Boxee Cloud DVRの売り込みは「コードカッティング」では無くなり、TVのコンパニオンデバイスになっている。Boxee Cloud DVRが、Boxee TVとして登場した時点では、ケーブルTVに加入する事無く、同様なサービスを得られる事を売り込んでいた。Boxeeがコードカッティングを強調しなくなった背景には、Comcast等との合意がある。Comcast、他のケーブルTV事業者は、地上波再送信を主体としたベーシック・チャンネルを暗号化する事の許可をFCCに求めていた。BoxeeはクリアQAMでの放送が無くなる事で、同社の様な製品がケーブルTVの世帯では利用不可能になるとして反対をした。これに対して、ComcastはE-DTA(Enhanced Digital Transport Adapter)と呼ばれるSTBを開発し、暗号化されたQAM信号をIP変換し、Boxee等のデバイスで視聴可能にする事に合意をし、FCCから暗号化の許可を得た。現在、Comcastのシステムでは、デジタル放送でのベーシック・チャンネルはすべて暗号化されている。

Comcastは、4月に一部の市場で、E-DTAの提供を開始した。E-DTAは通常のDTAと同様にCASの内蔵を許可されており、CableCARDを使う必要は無い。暗号化されたQAMチャンネルは、E-DTA内部でDTCP-IPに変換され、Boxee Cloud DVR 等のDLNA対応のデバイスによるアクセスを可能にする。E-DTAの採用にはComcast以外、Time Warner Cable、Cox、Charter、Cablevision、Bright Houseが同意をしている。

パナソニックのストリーミングプレーヤ

パナソニックは4月9日に同社初のストリーミングメディア・プレーヤ、2機種の発売を開始した。どちらの製品もCESで発表されていた。DMP-MS10は、WiFi内蔵の$80の製品で、Netflix、Hulu Plus、Vudu、YouTube等に対応している。$100のDMP-MST60はウェブブラウザー、それに2Dから3Dへのコンバーターを内蔵している。共に、スマートフォン、タブレットの表示をミラリングするMiracastの機能を持っている。