FiOS TV、U-verse TVの加入者数

VerizonのFiOS TV、それにAT&TのU-Verse TVへの加入者数がついに500万世帯を越した。FiOS TVの加入者は第2四半期に140,000世帯増え、504万世帯となった。FiOS Internetへの加入者は580万世帯になった。FiOSが提供されている地域での加入率はFiOS Internetが38.6%、FiOS TVが34.5%となっている。

AT&TのU-Verse TVへの加入者は233,000世帯増え、503万世帯となった。第2四半期にはAT&TがVerizonを追い越すと思われたが、数千世帯足らなかった様である。多チャンネルサービスがAT&Tの有線事業に占める割合は51%に達した。

ケーブルTVの加入者減少

ケーブルTV加入者の減少が続いている。Comcastは第2四半期に159,000世帯を失った。ケーブルTV事業者としての2位のTime Warner Cableは191,000世帯、Cablevisionは200,000世帯を失った。加入者は減少しているが、ケーブルTV事業者の収入は増えている。ComcastのケーブルTV部門の売上は2.7%増え、51.8億ドルとなった。TWCの売上は12.5%増え、14.2億ドルで、Cablevisionの売上は0.8%増え、15.7億ドルであった。

1970年代のケーブルTVサービスは地上波の再送信が主体で、サービスコストも安かった。現在では、120チャンネル、VOD、DVR等高度なサービスが提供され、料金も高騰している。ケーブルTV事業者はデジタル移行と共に低料金であったアナログサービスの世帯を失っている。しかし、サービスを利用し続けている世帯のARPUは増えているので、売上は減少していない。Cablevisionの第2四半期のARPUは$162.42であった。

ComcastのプリペイドTVサービス

サービス料金が増えることで、ケーブルTV事業者は低所得層を失っているが、これら世帯を見捨てた訳ではない。Comcastは低所得の世帯を狙ったプリペイド方式のサービスをデトロイトで、テストとして開始している。サービスを使うには$69.95のスターター・キットを購入する。キットにはDTA、リモコン、それに36チャンネルで構成される30日間のサービスが含まれる。チャンネルには地元の地上波局、AMC、Discovery、CNN、Cartoon Network、Disney等が含まれるが、ESPN、Comedy Central、MTV、Nickelodeon等のチャンネルは含まれていない。サービスは7日、あるいは30日単位で購入する事が出来る。7日分は$15で、30日分は$45となっている。

DISHがNimbleTVと手を切る

NimbleTVは多チャンネルサービスをブロードバンドで提供するサービスを計画している。Intelの様にコンテンツ事業者と契約するのではなく、多チャンネル事業者と契約し、その加入者に対してブロードバンド視聴を可能にする。このため、NimbleTVの月$30の料金(クラウドDVR付き)に加え、通常の多チャンネルサービスへの加入料が必要となる。NimbleTVは多チャンネル事業者と交渉をしてきたが、関心を示した会社は少ない。

多チャンネル事業者の内、このNimbleTVのサービスに否定的でなかったのはDISH Networkだけであった。Nimble TVはDISHのサービスを使い、ニューヨークでテストを開始していた。しかし、そのDISHもNimbleTVのメリットは無いと判断したのか、NimbleTVとの関係を切った。

CablevisionがOMGFASTから撤退

Cablevisionはフロリダ州で提供していた固定無線ブロードバンドサービスのOMGFASTを8月で中止する。サービスは2004年のFCCの競売でCablevisionが得たMVDDS(Multichannel Video and Data Distribution )帯を使って行われていた物で、50 Mbpsを$30で提供していた。撤退の理由は発表されていないが、Cablevisionはこのフロリダのライセンスを含めたMVDDS帯域を昨年10月にDISH Networkに売っており、このサービスを継続する意思はその時点から無かったと思われる。