Appleは先日にサービスの提供を止めたiOS向けのセカンドスクリーン・アプリのMatcha.tvを購入した。Matcha.tvは放送で提供されている番組だけでなく、Netflix、Hulu、それにAmazon Primeで配信されているビデオ、それにAmazonとiTuneで販売しているビデオの概要を提供し、見たビデオのリスト作成、レコメンデーション、ソーシャルネットワークへの接続等の機能を提供していた。サービスは、5月にストップされており、CEOのGuy Piekarz氏はサービスを新たな方向に向けるために一時停止すると語っていた。AppleがMatacha.tvをいくらで購入したのか、あるいは、どのようにAppleのサービスに取り込む予定かは発表されていない。
TiVoの新DVR
TiVoは、FCCからアナログ放送のチューナを内蔵しないDVRを販売する事の許可を得て、新しいDVR製品ライン、Roamioを発表した。すでにアナログで放送をしているフル出力のテレビ局は無くなっているが、2015年9月1日までは低出力、それに中継局はアナログ放送をする事が出来、テレビチューナを持つデバイスはアナログとデジタルチューナの両方を搭載することが義務付けられている。TiVoはすでにそのPremiere Eliteでは、アナログチューナを搭載しない事の許可を得ているが、FCCは新型DVRにも免除の適用を申請していた。FCCは、TiVoに対してアナログチューナが搭載されていないことを明記する事を条件にしている。
Roamioシリーズは、3つのモデルで構成されている。ベーシックなRoamioは4つのチューナ、500 GBのHDDを内蔵し、$200で販売される。$400のRoamio Plusは6チューナ、1 TBのHDDを持ち、$600のRoamio Proは6チューナ、3 TBのHDDを持つ。3モデルともCableCARD、802.11n WiFiに対応している。TiVoのDVRを使うのには月15ドルの利用料がかかる。RoamioはこれまでのPremiereシリーズと同様にYouTube、Netflix、Vudu等のOTTビデオを見る事も出来る。
RoamioはHTML5に対応している。Roamioは、Opera Device SDKでウェブ、あるいはHTML5のコンテンツへのアクセスを可能にしており、Opera TV Storeからアプリをダウンロードする事が出来る。Opera TVはSony、Toshiba、Philips、TCL、Humax等が採用している。Roamioは、またGoogleが開発したDIAL(Discovery and Launch)機能も持ち、TiVoのモバイル・アプリで検索したビデオをTVで見ることが出来る。
Roamio PlusとProはMoCA対応で、TiVo Miniとの組み合わせでマルチルームDVRシステムを構成する事が出来る。また、PlusとProはこれまでは別売りであったTiVo Steamの機能を内蔵し、コンテンツをトランスコードし、IPでのストリーミングを可能にする。また、録画したコンテンツをタブレット等にコピーし、視聴する事も出来る。
TiVoのサービスへの加入者は過去1年で100万世帯増え、360万世帯に達している。その加入者の増加は多チャンネル事業者経由から来ており、TiVo直接の加入者は今期で23,000世帯減少し、981,000世帯になっている。
Sonyの4K OTTビデオサービス
Sonyは4Kでの映画、TV番組の配信を行うVideo Unlimited 4Kサービスを開始した。4K映画のレンタルは$8、購入は$30で、TV番組の購入は$4ドルになっている。現在、約70本のコンテンツがある。このサービスを使うには、SonyのFMP-X1 4K Ultra HD Media Playerが必要になる。2 TBのHDDを搭載しているこのプレーヤは$700と高価で、Sonyの4K TVにしかつなぐことが出来ない。しかし、Bad Teacher、Battle: Los Angeles等、10本の映画が付き、また、NetflixとHulu Plusへの1年間の購読がサービスされる。
ストリーミング・プレーヤ市場
コネクテッドTV
Netflixの加入者数は3000万世帯に近づいており、長編ビデオコンテンツのインターネットでの視聴が増えている。OTTビデオは様々なプラットフォームで視聴可能であるが、長編のコンテンツの視聴にはテレビがやはり適している。テレビによるOTTビデオコンテンツの視聴が増える事に対する疑いは無いが、いかにしてテレビをインターネットにつなげるかに関しては明確が答えはまだ無い。
現状ではゲーム機の利用が多い。ゲーム機はすでにテレビとインターネットの両方に接続されており、ゲーム機を持っている世帯であれば、最も簡単な選択肢である。The Diffusion Group社(TDG)の調査ではブロードバンド世帯の62%はOTTビデオ再生可能なゲーム機を持っている。インターネットビデオの視聴を最初に始めた世代は、ゲーム機を使っている世代でもあり、コネクテッドTVとしてゲーム機がポピュラーになって当然である。

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