OnCueとDISHのOTTケーブルTV

VerizonはIntelが計画をしていたOTTベースのケーブルTVサービスのOnCueを購入したが、サービス開始はさらに難しくなっている。OnCueのヘッドで買収と共にVerizonに異動した、Erik Huggers氏は急に辞職した。それだけでなく、OnCueのエグゼクティブの最低4人は、Verizonへの異動を拒否したか、異動後に辞職している。VerizonのCEO、Lowell McAdamはJP MorganのGlobal Technology, Media, Telecomコンファレンスにおいて、VerizonがOnCueの技術を使って提供するサービスはオンデマンドのコンテンツ主体で、リニアな放送は僅かになると思える発言をしており、OnCueの最初の構想とはかなり違っている。

これに対し、DISHがOTTで提供しようとしている多チャンネルサービスに対して、Disney系は承諾し、Time WarnerのCEO、Jeff Bewkes氏はこれを支持をすると語っている。OnCueとDISHのサービスでは何が違うか? OnCueは、既存の多チャンネルサービスに対して破壊的な構想であり、多チャンネルサービスで儲けているコンテンツ事業者は消極的であった。DISHのプランは、低価格の多チャンネルサービスへの初心者向けサービスで、既存の多チャンネルサービスから加入者を奪う考えでは無く、多チャンネルサービスに加入していない人を対象にしている様だ。DISHのサービスは家族を狙っているのではなく、個人であり、複数のチャンネルの同時視聴は出来ない。また、Bewkes氏は、既存のサービスへの影響が少ないように、DISHとの契約は加入者数の上限を200万~500万に設定していると語っている。

55歳以上のOTTビデオ視聴

OTTビデオの利用は主に若い年齢層である。しかし、55歳以上の層でのOTTビデオの利用も徐々に増えている。Centris社が11,000世帯を対象に行なった調査では2013年4Qの時点で、ブロードバンド加入世帯の62%がOTTビデオを見ており、2012年の同期の59%から3ポイント増えてた。55歳~64歳の層ではOTTビデオの利用は48%から50%へと増えた。しかし、65歳以上ではまだ31%と低い。STBのハイブリッド化が進み、Netflix等がSTBからも見ることが可能になっていくことで、高年齢層でのOTTビデオの利用も増えていくであろう。

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Centris

Netflixの値上げは$1

Netflixはその価格を$1から$2程度値上げする事を発表していたが、アメリカでの値上げは$1になり、月額$8.99となる。既存の加入者に対しては現行の価格が2年間続く。Sandvineの発表したインターネットトラフィックのデータによると、夕方のトラフィックの34%はNetflixのビデオで、昨年後半の32%から増えている。2位はYouTubeだが、YouTubeのシェアは19%から13%に下がっている。

また、Netflixはこれまで発表されていたフランス、ドイツに加え、スイス、オーストラリア、ベルギー、ルクセンブルグへの進出を明らかにした。Netflixはすでにイギリス、アイルランド、北欧4カ国、オランダに参入している。Netflixの全世界の加入者数は4650万人となっている。

VuduのShare My Movie

デジタルで購入した映画はディスクの様に友達に貸してあげる事が出来なかったが、VuduはUltraVioletで提供されているビデオを共有可能にするサービス、Share My Movieを始めた。Share My Movieでは、登録した5人の人に、自分の持っているUltraVioletのライブラリーを共有する事が出来る。登録された5人はそれぞれ、個別のVuduアカウントを持ち、共有されている映画を見ることが可能になる。

Nimble TVがサービスを拡大

Aereoの話題により、注目されていないが、同様に合法性に疑問が持たれているクラウドサービスのNimble TVが9都市への拡大を発表した。Nimble TVは現在はニューヨークで、クラウド配信の多チャンネルサービスを提供している。同社は、加入者に代わり、多チャンネル事業者と契約し、STBをデータセンターに起き、エンコードを行い、クラウドでのDVRとIP端末への配信を行う。スマートフォン、タブレットに加え、Apple TV(AirPlay)、それにRoku(プライベートチャンネル)に対応をしている。同社は、加入者毎に多チャンネル事業者と契約しており、合法性に問題は無いとしている。ニューヨークではRCN、Time Warner Cable、Cablevision、Verizon FiOSのサービスをNimble TV経由で利用出来る。DVR容量はパッケージにより20時間から90時間が含まれているが、10時間を月額$5で追加出来る。Nimble TVはまた、すでに多チャンネルサービスに加入している世帯に対して、一部のチャンネルのマルチスクリーン配信を低価格で行っている。Nimble TVはシカゴ、アトランタ、ボストン、ダラス、デトロイト、フィラデルフィア、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ワシントンDCに拡大をする予定。