GracenoteをSonyから購入したTribune Mediaは、映画とテレビ番組のデータベースを持つBaseline社を$5000万で買収した。Baselineは30万の映画とテレビ番組、150万人以上の業界関係者のデータベースを持ち、Hulu、Vudu等のサービス事業者にライセンスをしている。Baselineの事業は引き続きロサンジェルスで行われるが、社員はGracenoteの所属になる。Tribune社は7月にもインド、中近東のEPGデータ事業者のWhat’s-ONを$2700万で買収している。
TelstraがOoyalaを買収
オーストラリアの通信事業者のTelstraがOoyalaを買収した。Ooyalaはビデオ配信、管理、分析のプラットフォームを提供している。TelstraはすでにOoyalaの23%を持っており、新たに$2.7億を支払い、保有率を98%にした。Ooyalaは独立した事業として運営され、CEOのJay Fulcherが続投する。Disney、New Corp、Bloomberg Television、Telegraph Media等がOoyalaのプラットフォームを採用している。
CiscoのCATV部門の不調
Ciscoは2005年にScientific-Atlantaを買収し、STB等のケーブルTV機器市場に参入した。CiscoはArris(元Motorola)に続く、STBでは2位のベンダーだが、サービス事業者部門の売上は減少をしている。7月26日に完了した同社の第4四半期でのサービス事業者部門の売上は前年同期から11%も下がっている。この内、ビデオ関係の売上は10%落ちている。Ciscoは6,000人のレイオフを発表している。CiscoのSTBの最大のユーザはTime Warner CableとCablevisionである。ComcastのTWC買収が決まるとComcastは、TWCのシステムでもX1を使い、CiscoのSTBをフェードアウトして行く可能性が高く、Ciscoに取り大きな問題である。ABI Researchによると、第2四半期のSTB市場全体の売上は前年同期比で5%増えたが、CiscoのSTB売上は30%減少をした。
スマートホームの話題
- Samsungはスマートアプライアンスのハブ等のスマートホーム関連の製品を開発しているSmartThingを買収した。金額は発表されていないが、$2億ドルと推定されている。SmartThingは2012年にKickstarterからスタートした会社で、$99のハブに加え、センサー、コントローラ等を販売している。
- ケーブルTV事業者のCharter Communicationsの元エグゼクティブのTed Schremp氏が設立したSmartHome VenturesはBest Buys でPĒQと呼ばれるホームオートメーション製品の販売を開始する。PĒQは、Comcast、Time Warner Cable、Cox等のケーブルTV事業者が採用しているiControl Networksのプロトコルを採用している。ハブ、ドアと窓センサーで構成されるスターターキットは$120で、月額サービス料は$10。
下院がCableCARD廃止を通過
議会は、衛星通信法のSTELA(Satellite Television Extension and Localism Act)を更新する為の法案、STELAR(STELA Authorization Act)を議論している。STELAは、衛星放送事業者にたいして、地上波再送信が出来ない地域では他の地域からの放送を「輸入」する事を許可している。5年後の更新が必要で、2010年のSTELAは今年の12月で切れる。
しかし、下院を通過した2015年STELARには衛星における地上波再送信の権利と義務だけでなく、地上波放送、それにケーブルTVにも係る内容が含まれている。地上波関連では、オーナーが異なる局が協力し、再送信契約を行ってはいけない、あるいはFCCが最近出した異なる局が共同で広告販売を行う事を禁止する規制に18ヶ月の猶予を与える条項等がある。
下院を通過したSTELARに含まれる最もインパクトの強い項目はケーブルTV事業者に対するCableCARD規制の廃止である。CableCARD規制は、ケーブルTVのSTBにCAS(コンディショナルアクセス)を内蔵する事を禁じ、別途にCableCARDとしてCASを提供する事を義務化している。
