下院がCableCARD廃止を通過

議会は、衛星通信法のSTELA(Satellite Television Extension and Localism Act)を更新する為の法案、STELAR(STELA Authorization Act)を議論している。STELAは、衛星放送事業者にたいして、地上波再送信が出来ない地域では他の地域からの放送を「輸入」する事を許可している。5年後の更新が必要で、2010年のSTELAは今年の12月で切れる。

しかし、下院を通過した2015年STELARには衛星における地上波再送信の権利と義務だけでなく、地上波放送、それにケーブルTVにも係る内容が含まれている。地上波関連では、オーナーが異なる局が協力し、再送信契約を行ってはいけない、あるいはFCCが最近出した異なる局が共同で広告販売を行う事を禁止する規制に18ヶ月の猶予を与える条項等がある。

下院を通過したSTELARに含まれる最もインパクトの強い項目はケーブルTV事業者に対するCableCARD規制の廃止である。CableCARD規制は、ケーブルTVのSTBにCAS(コンディショナルアクセス)を内蔵する事を禁じ、別途にCableCARDとしてCASを提供する事を義務化している。

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