ショートビデオサービスの成功

TiVoのVideo Trend Reportの2023年Q4版(https://bit.ly/3vPhYhO)によると、スマートTVを所有している人は2022年の73.6%から増え、76.4%になっている。Hub Entertainment Researchも2024年Q1では79%の世帯がスマートTVを所有していると報告している。スマートTVで長編ビデオを見るだけでなく、ユーザ投稿コンテンツ(UGC)を見る人も増えている。TiVoによるとソーシャルビデオを視聴するプラットフォームのトップはスマートフォンの39%で、2位はスマートTVで、30.5%になっている。


Hub Entertainment Research

しかし、UGCでは無く、プロフェッショナルに制作されたショートビデオと言う新しいジャンルが誕生している。(Quibiがあったので、正確には新しいとは言えないかも知れない)、テレビ向け番組を短いエピソードに再編集し、TikTokが配信しているだけでなく、ReelShort、DramaBox等の短編ドラマ専門のアプリが登場し、成功している。Appfiguresによると、ショートドラマを配信するアプリの数は2023年では21本であったのが、2024年Q1には66本に増えている。これらのアプリの殆どは中国ベースで、アプリ内でバーチャルコインを購入し、続編を見る仕組みになっている。ストーリーはシンプルで、アメリカ向けのドラマも制作されている。


TiVo

ReelShortは中国のCOL Groupのアプリで、ドラマ制作はCOL Groupとジョーイ・ジャイ氏のジョイントベンチャーで、カリフォルニア州のサニーベールにあるCrazy Maple Studioが行っている。Sensor TowerによるとReelShortは世界で3000万のダウンロードがあり、その40%はアメリカである。ドラマの多くはメロドラマであり、Reelshortによると、利用者の75%は女性である。作品は無名の俳優を使っており、制作費用も数十万ドルと安い。しかし、制作スタジオはAMPTPに属していなく、SAG-AFTRAのストライキ中でも制作することが出来た。

これらはスマートフォンで視聴するもので、スマートTV向けアプリは無い。これまではビデオの視聴がスマートフォンからスマートTVに移行してきたのが、これらアプリの成功により、スマートフォンに戻り始めている可能性もある。TiVoの調査によると、スマートフォンでビデオを見ている人は2022年Q4では49.5%に減っていたのが、2023年では60.3%に増えている。スマートフォンでのビデオ視聴が増えているだけでなく、ビデオを視聴するのにもっとも好きなデバイスとして、テレビは71.4%から64.3%に減り、スマートフォンは13.5%から19.8%に増えている。


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