Comcastはシアトルのオンラインビデオ管理会社のthe Platformを2006年に買収し、独立会社として経営してきた。しかし、Comcastはそのビデオ配信サービス事業をComcast Wholesaleとブランド化し始めており、thePlatformもComcast Wholesaleが吸収した。これにより、thePlatformのCEOのMatt Robertsが辞任した。
Apple TVの新モデル発表
Appleは3年6ヶ月ぶりにApple TVの新製品を発表した。タッチ・コントロール、音声検索、ユニバーサルな検索、tvOSによるアプリ等の新しい機能を持っているが、最先端とは言えない。タッチ・コントロールは2014年にRoviに買収されたFan TVが最初に採用した。音声検索はすでにComcastのX1、AmazonのFire TVで使われている。複数のサービスから番組を検索する機能はTiVo、それにGoogle Fiber TVに搭載されている。STBでアプリ(ウィジェット)を走らせる機能は数年前からFiOS TV等、それにGoogle TVにもあったが、ポピュラーにはなっていない。Fire TV、それにNvidiaのAndroid TVベースのSHIELD等はゲームを走らせる事が出来る。
Apple TVはこれらの機能をまとめて搭載したことでは先進的である。しかし、OTTサービス向けのインターネットSTB(iSTB)としては高価である。Apple TVは32 GBバージョンが$149、64 GBバージョンが$199である。メモリー容量は少ないが、$100のRoku 3、Fire TVより1.5~2倍の値段で、Roku Streaming Stick($47)、Fire TV Stick($40)、 Chromecast($35)の3~5倍の値段である。
減少の続くテレビ視聴時間
テレビ放送の視聴時間(ライブ+タイムシフト)の前年度比での減少は続き、2015年Q2では月間平均138時間50分と140時間を割った。第2四半期、第3四半期と視聴時間が少ない時期であるが、大きな減少となった。
TV広告は4.5%減少
Kantar Media社によると第2四半期のテレビ広告市場は前年同期比で4.5%の減少をした。地上波ネットワークの広告は前年期比で1%増えたが、昨年は冬季オリンピックにより第1四半期に広告が増え、第2四半期は広告が少なかったので、実際に増えたとは言えない。ケーブルネットワークは5.1%減、シンジケーションは3.3%減、スポット広告は1.8%、スペイン語ネットワークは22.4%減であった。スペイン語ネットワークは昨年はワールドカップにより広告が増えていた。収入は減少しているが、広告量は増えている。広告量は地上波ネットワークでは2.8%、ケーブルネットワークでは4.6%増えた。6ヶ月で見ると広告売上は、地上波ネットワークで4.8%減、ケーブルネットワークで0.8%減、シンジケーションで4.1%減、スポット広告で4.4%減、そしてスペイン語ネットワークでは11.3%減となっている。
テレビ出荷は8%減少
HIS社によると第2四半期の世界テレビ出荷台数は前年同期比で8%の減少した。不況の2009年Q2に続く大きな減少率であった。しかし、4Kテレビの出荷は197%と大きく増え、620万台に達した。シェアが最も多かったのはSamsungで29%であった。2位以下はLG(14%)、Sony(7%)、Hisense(6%)、TCL(5%)となっている。

![ImageCapture[10-03-2015-4]](https://www.nsirinc.com/compass/wp-content/uploads/2015/10/ImageCapture10-03-2015-4-650x336.jpg)