NetflixのUS加入者増加率が減少

Netflixの第3四半期末のアメリカ国内の加入者は4318万人で(無料含む)で、前期からの増加は88万人であった。これは前年同期の98万よりも低く、Netflixの目標の115万を大きくと下回った。これに対して、国際市場増加は274万人で、目標の240万人を上回った。Netflixの欧州(フランス、ドイツ、オーストリア、ベルギー、ルクセンブルグ、スイス)の加入者は200万世帯に達した。調査会社のHISはNetflixの欧州での加入者数は2018年には1000万人を超えると予測している。

アメリカでの加入者増加が少なかった事に関して、NetflixはこれはICチップ付きのクレジットカード導入から起きた問題で、短期的な物であると説明している。アメリカではICチップ付きのクレジットカードへの交換が行われている。カード番号は同じであっても有効期限が変わるので、再登録が必要になる。Netflixは再登録が遅れ、一時的に停止になっているアカウントが多かったの原因で、来期には平常に戻ると語っている。

Netflixはアメリカ、カナダ、それに一部に南米での料金を$1値上し、$10にした。値上げは新規加入者が対象で、既存の加入者に対してはしばらくは据え置きとなる。値上げされたのはこれまで$8.99のHD画質で同時に2ストリームのサービスで、同時に4ストリームアクセス可能で、4Kのビデオも視聴可能なサービスは値上げされず、$12のままである。

Netflix: 最初の劇場映画は不調

Netflixの最初の劇場映画、「Beast of No Nation」は10月16日にそのSVODサービスと劇場の両方同時に公開された。しかし、劇場で週末の売上はたったの5.1万ドルであった。映画館のオーナーはSVODでの同時公開では劇場公開する価値は無いと、ボイコットしており、上映した映画館は31館でしかない。Netflixの最初の劇場映画は「Crouching Tiger, Hidden Dragon」の続編の予定であったが、これも上映するIMAX館が少なく、延期になっている。

Netflixユーザの視聴が3年で倍増

GfK社の「Over the Top TV 2015」によると平均的なNetflix利用者は月に10本のTV番組と4本の映画を見ている。視聴しているTV番組の数は3年前の調査から倍増している。また、Netflixをモバイル端末で視聴する人も3年で倍以上増えた。Netflixをモバイル端末で見ている人は全体の10%から24%へと増えた。

AmazonもOTT TVサービスを検討?

インターネットを使ったリニア放送のサービスとしてDishのSling TV、SonyのPlayStation Vueスタートし、Appleも同様なサービスを狙っている様だが、Amazonもリニア放送を行うための契約に関してテレビネットワークにコンタクトをしているらしい。AmazonはOTTサービス向けのクラウドサービスを持ち、最近ではリアルタイムのエンコーディングサービスのElemental Technologiesを買収している。ストリーミング・プレーヤのFire TVも持ち、バーチャルなケーブルTVサービスを提供する基本は持っている。

Amazonはまた、Fire TVでのTコマースのテストを始め、一部のFire TVに対してホーム画面のバナー広告をクリックする事でその製品を購入可能にしている。Amazonはまた、ホームショッピングのチャンネルも来年中に立ち上げる予定である。

HuluがViacomと契約

HuluはViacomのComedy Centralネットワークの番組、「Inside Amy Schumer」、「Broad City」、Nickelodeonの「Teenage Mutant Ninja Turtle」、MTVの「Faking It」等の独占配信権を得た。Huluは先月にEPIXの配信権をNetflixから奪い取る等、コンテンツ契約にアグレッシブになっている。Viacomは子供番組ではAmazonと独占契約をして来たが、今回の契約で一部の番組はHuluとの契約になっている。