Comcast: 2016年Q1には全IP化完了

Comcastは数年前からX1とViper(Video UP Engineering & Research)のプラットフォームでシステムのIP化を進めてきた。同社のCTOによるとComcastのサービス地域中の95%はすでにVODだけでなくリニア放送もIPで提供する事が可能になっており、残り5%も2016年Q1中にIP化完了の予定である。Comcastは来年末までには800万台のIP対応のSTBを導入予定であるが、QAMでのサービスを廃止する予定はまだ無く、QAMとIPの両方でのサービスを行っていく。

ComcastのブロードバンドTVサービスのStreamは夏の終わりにボストンで開始すると発表しているが、サービスはまだ開始されていない。Comcastはボストンでベータテストを行っており、開始は近日中と発表している。

NCTA: 次期CableCARDは不要

ケーブルTV事業者を代表するNational Cable Telecommunications Association(NCTA)はFCCに対してCableCARDに替わるSTB標準化の技術規格は不要だと伝えた、昨年にCableCARDの廃止が決定され、FCCのDownloadable Security Technology Advisory Committee(DSTAC)はCableCARDをリプレースする技術を調べ、その報告書が最近、発表された。提案されている一つはAllVidと呼ばれる様々な放送規格を標準規格に変えるデバイスで、ケーブルTV事業者は反対をしている。DSTACのミーティングではケーブルTVの事業者はアプリベースの技術を提案した。NCTAはケーブルTV事業者はすでにアプリベースの技術を採用し始めており、新たな規格化をする必要性は無いと述べている。

Comcast: ショートビデオを提供開始

Comcastはショート・フォームのビデオを配信するWatchableと呼ばれるOTTサービスを開始しているが、これとは別にX1プラットフォーム上でテレビネットワーク制作のショートビデオの配信を開始した。ビデオはABC News、AMC、BBC America、Discovery、ESPN、Fox News、Lifetime、NBC等の30ネットワークから提供され、X1のXfinity On DemandのメニューのWebからアクセスする。

Dishのプログラマティック広告販売

衛星放送事業者のDish Networkの広告販売部門のDISH Media Salesはリニア放送での最初のプログラマティック広告を開始した。DishはIPONWEB社のデジタル広告技術を使い、広告販売を行う。広告主は視聴者のデモグラフィックデータとRentrakの視聴率データから対象世帯と番組を選択し、広告は視聴世帯のDVRに送られ保管され、広告枠に挿入される。Dishのプログラマティック広告は約800万世帯が対象になる。

YouTubeもSVODを開始

GoogleはYouTube Redと呼ばれる月額$9.99のSVODサービスを開始した。YouTubeのビデオを広告無しで見る事が出来る以外、モバイル端末にビデオのダウンロードが出来、来年にはYouTubeで知られたクリエーターの制作したオリジナル番組も提供になる。しかし、GoogleはYouTube RedはNetflix、Amazon Primeとは全く異なる物である事を強調している。また、音楽ストリーミングサービスのYouTube MusicもRed一部になる。

無料のYouTubeも残るが、YouTubeで配信されるビデオはすべてRedでも視聴可能になる事から、コンテンツ提供者は新たなにRedとの契約が必要なる。このため、YouTubeから消えているチャンネルも出ている。その1つはESPNである。ESPNのYouTubeチャネルは4年前から殆ど更新が無かったが、Redの開始と共にすべてのビデオが削除された。ESPNは自社のポータルでビデオを配信している他、VerizonのGo90と契約している。