Appleもオリジナル番組を制作か

Appleは同社が2014年に買収したBeats Musicの創立者で、AppleのエグゼクティブであるDr. Dreをフィーチャーしたオリジナル番組の制作を始めているとHollywood Reporter紙が報じている。Appleはコメントしていないが、Hollywood Reporterによるとこの「Vital Signs」と呼ばれる番組はApple MusicのプロジェクトでApple TV向けの最初のオリジナルコンテンツになる。

Smithonianの4K SVODサービス

Blue Ant Mediaと多チャンネルネットワークのSmithsonian NetworkとのジョイントベンチャーのBlue Skye EntertainmentはLove Natureと呼ばれる4KでのSVODサービスを欧州、メキシコ、オーストラリア等32ヶ国でサービスを開始した。価格はイギリスでは£3.99となっている。サービスはAmazonのFire TV、GoogleのNexus TV、Roku、一部のスマートTV等で受ける事が出来る。アメリカではSmithsonian NetworkはSmithsonian Earthと呼ばれる4K SVODサービスをすで$3.99で提供しており、Love Natureは提供されない。

Q4の加入者数

DISH Network はQ4に1.2万世帯を失い、2015年末の加入者数は1390万世帯となった。2015年の合計ロスは8.1万世帯で、2014年全体の7.9万世帯より損失は増えた。DISHの報告している加入者数はOTTベースのSling TVを加えた物であり、Sling TVの加入者が増えていれば衛星放送のDISHサービスへの加入者は大きくと減っている事になる。MoffettNathanson社はSling TVの加入者はQ4に12.9万世帯増えたと予想しており、これが正しいとDISHサービスはQ4に14.1万世帯を失った事になる。DISHは昨年第1四半期の末にSling TVの加入者は16.9万人と発表した以後、加入者数は公開していないが、Wall Street Journal紙はによると加入者数は60万人に達した。

多チャンネルサービス事業者トップ5社の加入者数

事業者

2015年Q4Δ

2015年末加入者数(100万世帯)

AT&T/DirecTV

-26,000

25.39

Comcast

89,000

22.35

DISH

-12,000

13.9

Time Warner Cable

54,000

10.18

Verizon

20,000

5.83

各社

AT&TがOTTサービスを発表

AT&Tは今年の第4四半期にDirecTVブランドのOTTサービスを提供開始する事を発表した。サービスはどのブロードバンド、モバイル通信からでもアクセス出来、モバイル端末だけで無く、ストリーミングSTB等もサポートされる。コンテンツ、価格等の詳細は発表されていないが、サービスには3つの層がある。

  • DirecTV Nowは既存のDirecTVサービスのOTT版で、衛星サービスとして提供されているチャンネルとオンデマンドコンテンツの殆どが含まれる。地上波再送信に関しては将来的と言っているので、開始時点では含まれないのであろう。DISHのSling TV、SonyのPlaystation Vueの競合になる。
  • DirecTV Mobileは低価格のモバイル視聴向けの有料サービスでDirecTV Nowの一部の番組とAT&TがOtter Media経由で投資しているFullscreen等のモバイル専用の番組で構成される。
  • DirecTV Previewは無料の広告収入ベースのサービスで、VerizonのGo90に競合する物になる。

CenturyLinkもOTT計画を発表

AT&T、Verizonに次ぐ第3位の電話事業者のCenturyLinkもOTTで多チャンネルサービスを提供する計画を発表した。CenturyLinkはすでにPrism TVと呼ばれるMediaroomベースのIPTVを提供しており2015年末で28.5万世帯の加入者があるが、自社のサービス地域内で、自社のブロードバンドサービスを対象にしたPrism Steamと呼ばれるサービスを開始する。Prism Steamは基本的にPrism TVと同じチャンネルを提供する。潜在的にPrism TVに競合するOTTサービスを提供する理由は、OTTベースのサービスの方が導入が早く行える為である。Prism TVのサービスを提供するには最低で25 Mbpsの帯域が必要だが、Prism Streamは10 Mbps以上で提供可能であり、また、Rokuの様な既存のストリーミングSTBを使うので、コストも低い。CenturyLinkの狙いは、Prism Streamで市場参入を素早く行い、Prism TVにアップセルをする事である。

CenturyLinkはそのサービス地域以外でもOTTベースの多チャンネルサービスを計画している。サービス名称は決まっていないが、Prism Streamより少ないチャンネル数のサービスで、DISHのSling TVと同様に若い層を狙った物になる。