FoxがバスケットボールをVRで配信

Foxと2月にFoxと5年間のパートナー契約をしたNextVRはFoxが放送権を持つ大学バスケットボールトーナメント、Big East Men’s Basketball Tournamentの準々決勝、準決勝、決勝の7試合(3月10日から12日)をバーチャルリアリティで配信した。ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われた試合はNextVRのポータルからSamsungのGear VR向けに無料で配信された。FoxとNextVRは昨年にゴルフ試合をVRで配信したのを最初に今年に入り、ボクシング、カーレース(Daytona 500)の中継をVRで行っている。

VRスタジオ、Penroseが$850万を集める

サンフランシスコのバーチャル・リアリティ制作スタジオのPenroseがAccelerate-IT Ventures、TransLink Capital、Suffolk Equity、8 Angel等の投資家から合計で$850万のシード金を得た。Penroseは今年のSundance Film FestivalでVR映画の「The Rose and I」を公開し、現在、2作目の「Allumette」を製作中。「Allumette」は4月のTribeca Film Festivalで公開の予定。どちらの映画もSamsung Gear VR向け。VRスタジオに対するシード金としてはこれが過去最大である。

AR(Augmented Reality)と VRに対する投資額は2016年の最初の2ヶ月間で$11億を超えている。今年に入っての最も大きな投資はAR技術のMagic Leapスタートアップ・ラウンドで得た$7.94億である。

多チャンネル加入者は38.5万世帯減

調査会社のLeichtman Research Group(LRG)によるとトップ13の多チャネルサービス事業者の加入世帯は2015年で38.5万世帯減った。これは2014年の15万世帯の2.5倍になっている。トップ13社で約95%のシェアを持っているので、市場全体では約40万世帯を失った事になる。13社中の9社を占めるケーブルTV事業者のロスは34.5万世帯の減少で、2014年の121万世の減少から大きくと好転した。衛星放送事業者への加入者は8.5万増え、電話事業者のビデオサービスへの加入は12.5万世帯減った。

多チャネルサービスへの加入者数は約1000万世帯であるので、減少率は0.4%である。コードカッティングと騒がれている割には小さな減少である。しかし、世帯数は増えているので、実質的な減少はこれより多い事になる。また、Dish NetworkのOTTベースのSling TVを多チャネルサービスとして計算するか、あるいはOTTサービスとして別にするかで大きな違いが出る。Dishはその衛星放送サービスの加入者とSling TVへの加入者をまとめて報告している。Dishの加入者ロスは8.1万世帯であったが、これはSling TVが含まれた数字であり、Sling TVの加入者数を50万とすると、Dishの衛星放送サービスは50万世帯以上を失った事になる。調査会社のSNL KaganはSling TVをOTTサービスとして計算をすると、2015年に多チャネルサービスにおける減少は100万世帯で、全加入者の1%を失った事になると語っている。

多チャネルサービスへの加入者が減っているが、ブロードバンドへの加入者は増えている。LRGによるとトップケーブルTVと通信事業者のトップ17社(市場全体の94%を構成)のブロードバンド加入者は2015年に310万世帯増えた。ケーブルTVのブロードバンドへの加入者は5530万世帯であるのに対して通信事業者は3520万世帯となっている。ケーブルTV事業者のブロードバンド加入者は330万世帯増えたのに対して、通信事業者は18.5万世帯のブロードバンド加入者を失った。

Playstation Vueが全国展開

Sonyが提供しているOTTベースの多チャネルサービス、PlayStation Vueが全米で利用可能になった。これまでPlayStation Vueの提供は7つの都市に限られていた。新たにサービスが提供された地域では地上波の再送信は無いが、ABC、Fox、NBCのコンテンツはオンデマンドで視聴出来る。CBSは自らOTTサービスのCBS All Accessを提供しており、Sonyとは契約していない。サービスが新たに始まった地域のパッケージと料金は、Access Slimが約55のチャンネルで月額$30、Core Slimが70チャンネルで$35で、Elite Slimが100チャンネルで$45で、地上波再送信がある7地域の料金よりそれぞれ$20安くなっている。