プライベート・エクイティ会社のTPG CapitalはケーブルTV事業者のRCNとGrande CommunicationsをABRY Partnersから合計22.5億で買収した。RCNはボストン、シカゴ等の地域で30万世帯弱の加入者を持ち、Grandeはテキサスで16万世帯の加入者を持っている。TPGはRCNとGrandeの運営を2013年から行ってきたPatriot Partnerと契約し、同社が引き続き2社の運営を行う。
Google Fiberのカットバック
Alphabet は光ファイバーによるブロードバンドの提供から無線に乗り換え始めたようだ。GoogleがFCCに提出した申請によると同社はニューヨーク、シカゴ、アトランタを含む24の都市で無線を使ったブロードバンドサービスのテストを予定している。サービスは複数の事業者が共有で使える3.5GHzのCitizens Broadband Radio Service(CBRS)帯を使うもので、利用される技術は公開されていない。Googleは多くの都市でGoogle Fiberを提供の予定であるが、時間とコストがかかることから大きな進歩は無い。San Jose Mercuryによると、Googleは光ファイバーでは無く、無線でブロードバンドを提供する方向に進んでおり、サンノゼでGoogle Fiberを提供する計画はストップしている。Wall Street JournalはAlphabet社はGoogle Fiberの開発部門から500人を切ると報道している。
Huluが無料サービスから撤退
Huluは無料サービスの廃止を発表した。Huluは2015年4月にHulu Plusの名称を止め、Huluに統一した時点で、有料サービスを主体にし、無料サービスは有料サービスのサンプル的な扱いなったが、今回で完全に無料サービスが無くなった。Huluの設立目的は無料で見逃し視聴を提供するものであったので、今回の動きでHuluは最初の目的とは全く異なるサービスとなった。無料版のHuluで配信されていた番組は1週間から2週間遅れであり、ネットワークのウェブサイトで配信しているのと同じであり、利用者は減っていた。Huluも無料サービスは縮小しているサービスだと語っていたので、サービスの廃止は予期されてい。
HuluがABC、NBC、Foxと交わしている無料配信の契約はYahooが使い、Yahoo Viewと言うサービスを開始する。Yahoo ViewのHuluの無料版と同じに放送から8日後に番組の配信を開始する。Yahoo自体も今年の2月にOTTサービスのYahoo Screenから撤退したばかりで、Yahoo Viewの失敗を予想する人も多い。さらにYahooを買収予定のVerizonがYahoo Viewをいかに扱うかも不明である。
CBS All Accessも広告無し
昨年9月にHuluは$4追加で広告無しのサービスを始めたが、CBS All Accessも広告無しのサービスを始めた。広告無しのCBS All AccessはHuluと同じに$4高く、$9.99となっている。Huluの広告無しサービスでも一部の番組には契約上広告が挿入されているが、CBS All Accessでもプロモーション・メッセージ入りの番組がある。また、CBS All Accessで提供されている地上波のサイマルキャストは広告無しにはならなく、放送に含まれているのと同じ広告が流れている。
チューナ内蔵のSling TV?
Vizioがチューナ無しのテレビを販売し、話題になっているが、Dish Networkは逆にチューナ内蔵のSling TV向けのストリーミング・プレーヤ、Sling AirTVの販売準備をしている。OTTで多チャンネルサービスを提供しているSling TVのチャンネルラインアップは良くなっているが、ネットワークの直接保有の局がある地域以外では地上波再送信が無いことが問題である。$150で9月から販売予定のSling AirTVはチューナを内蔵する事でこの欠陥を補おうとしている。今年の1月にChannel MasterはVudu、YouTube等OTTアプリの走る地上波放送向けDVRのDVR+を発売開始しているが、DVR+にも最近Sling TVのアプリが加わり、DVR+でもSling TVと地上波の視聴が可能である。
