ComcastがSkyを狙う

Comcastはイギリスの衛星放送事業者のSkyを$310億で買収をしようとしている。Skyの49%はFoxが持ち、Foxは残りの61%を$258億で購入をしようとしており、Comcastはこれを奪い取るつもりである。買収により、Comcastの世界的な多チャンネルサービス事業者となり、国際市場の売上は現在の9%から25%に増える。SkyはDisneyによるFox買収で得る資産に含まれているので、Comcastの動きはDisneyにも影響を与える。Comcastのオファーが受けいられると、SkyはComcastとFoxの共同保有となるが、ComcastはDisneyを出し抜き、Foxを買収する事も検討している様である。

CenturyLinkがOTT多チャンネルから撤退

OTT多チャンネルサービスには多くの会社が参入しているが、加入者数はまだ500万人程度で、Sling TVとDirecTV Nowの2社が合計で66%のシェアを持っている、厳しい市場環境である。昨年6月にサービスを開始した通信事業者のCenturyLinkが最初の犠牲者となり、市場から撤退した。同社のサービスは$45で、50チャンネル程度がある。サービスは3月末まで提供され、その後、CenturyLinkは他のOTT多チャンネルサービスを再販する予定。

OTT多チャンネルサービス加入者数

サービス名

加入者数(100万人)

シェア

Sling TV

230万

43.40%

DirecTV Now

120万

22.32%

PlayStation Vue

60万

11.32%

Hulu with Live TV

45万

8.49%

YouTube TV

30万

5.66%

FuboTV

15万

2.83

Philo

5万

0.94%

その他

25万

4.72%

合計

530万

100%

The Diffusion Group

PlayStation Vueの同時配信

SonyのPlayStation Vueが視聴者の居住地域外からでも居住地域の地上波局を視聴可能にした。これにより、旅行先からでも住んでいる地域の地上波局を見る事が可能になった。同様に地域スポーツチャンネルも旅先からアクセス可能になったので、例えばサンノゼからワシントンDCに旅行中でもサンフランシスコ地域のNBC Sports Regional Networkで、地元チームの試合を見る事が可能になる。居住地域外からアクセスした場合、地上波局の同時配信をいかにするかはサービスによって異なる。これまで、PlayStation Vueでは加入者の登録地域外からでは地上波は見る事が出来なかった。Hulu with Live TVでは、アクセスがあった地域の地上波局の同時配信を見ることが出来るが、地域の変更回数に限度がある。

MediacomがeBOXの導入を開始

140万世帯の加入者を持つケーブルTV事業者のMediacomはEvolution DigitalのハイブリッドSTB、eBOXの導入を開始した。Mediacomは2012年からTiVoのDVRを採用しており、引き続きDVRにはTiVoを使い、新しいSTBとして、QAMとIPの両方に対応したeBOXを使う。MediacomはEvolution DigitalのIPベースのVODサービスも採用した。eBOXはすでにCFI、RCN、Wave Broadband、WOW等が採用している。Evolution Digitalはまた、新たにAndroid TVを搭載した4K対応のSTB、eStreamも最近発表している。

Charterのアラカルト式サービス

多チャンネルサービスはパッケージ性であり、見ないチャンネルにも金を払っている事になる。見たいチャンネルだけに加入するアラカルト式のサービスをCharterが始めている。このChoiceと呼ばれるサービスは既存のケーブルTVではなく、ブロードバンド回線を使うSpectrum TV Streamで行われている。基本的なSpectrum TV Streamの料金は$22(最近、$20から値上げされた)だが、Choiceの値段は$26で、PBSを含む約20の地上波チャンネルに加え、AMC、ESPN、Fox News、Comedy Central等の65のチャンネルの中から10チャンネルを選び、見たい番組だけのパッケージを作る事が出来る。