司法省はAT&TのWarnerMedia買収を許可した判決を控訴する。AT&TはWarnerMedia買収直後にDirecTV Nowを値上げしており、司法省はこれが証拠としたい様だが、他の事業者も同時期に値上げをしており、これをメディアとコンテンツ独占により値上げとは言いづらい。統合が進んだ後ではAT&Tの解体が困難になることから司法省は素早い判決を求めている。しかし、もしも司法省が勝てば、AT&Tは最高裁に持ち込むであろう。そうなると、決定が出るのは2020年になる。
Cバンドのモバイル無線転用を決定
FCCはCハンド帯(3.7~4.2 GHz)を5G向けの通信帯域に転用する事を決定した。何百MHzを転用し、どのように通信事業者に提供するかは今後の決定となる。Cバンドは主にTV番組を放送局とケーブルTVヘッドエンドに配信する為に使われている。衛星通信事業者のIntelsat、SES等は移行等の費用を受け取る事を条件に100 MHzを空ける事を提案している。しかし、100 MHzでは不十分であり、200 MHzから300 MHzを求める意見もあるが、現在の利用者をどうするかの答えはない。転用の方法として放送チャンネルの時と同様にFCCが周波数帯域を買い上げ、それを競売する方法が提案されているが、それ以外に通信事業者と衛星事業者を直接交渉させるべきとの意見等もある。
地上波の同時配信
今年の1月からLocastはニューヨークで4大ネットワークを含めた14局を無料で同時配信し始めた。秋までにはダラスでも地上波の同時配信をスタートさせる。地上波放送の同時配信は許可なしで行うことは出来ないが、Locastは非営利である事でこの規制から逃れようとしている。FCC、そして著作権局ともに、非営利団体が地上波局の再送信を行う事を可能にしている。無許可という事はネットワークと放送局には再送信料は入らない。
Q2にストリーミング視聴が倍増
ストリーミングTVのリアルタイム視聴データを提供しているConvivaの統計(http://bit.ly/2vbEEpG)によるとQ2の同時ピーク再生回数は昨年同期から118%増えた。再生回数、視聴時間も倍増し、ユニークデバイスも45%増えた。Q2にはNBAのファイナルがあり、ワールド杯の始まった事がこの増加に貢献したと推測される。
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世界のストリーミングビデオ視聴 |
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2017年Q2 |
2018年Q2 |
増加率 |
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| ユニークデバイス数 |
672,333,972 |
973,424,032 |
45% |
| ピーク同時再生回数 |
3,657,016 |
7,966,302 |
118% |
| 再生回数 |
8,517,589,810 |
17,203,553,254 |
102% |
| 視聴時間 |
2,569,034,513 |
5,515,374,166 |
115% |
Conviva
ViacomがAwesomenessTVを買う
ViacomがYouTubeのMCN(Multi-Channel Network)の1つとして大きな話題になったAwesomenessTVを$2500で買収した。AwesomenessTVはローティーン向けのYouTubeチャンネルとして2012年に誕生し、複数のYouTuberを管理するMCNの1つとして有名になり、2013年にDreamWorksが$3300万で買収する。2014年に出版社のHearstがAwesomenessTVの24.5%を$8125を買う。1年でAwesomenessTVの価値は10倍に増えたことになる。そして、2016年にVerizonが24.5%を$1.59億で買い、AwesomenessTVの価値は20倍に膨れる。しかし、MCNは期待された様な成功はしなかった。現在、AwesomenessTVの51%はDreamWorksの買収によりComcastが持っているが、必要としていない。HearstはAwesomenessTVを使い、その雑誌のSeventeen等のOTT化を考えたが、成功しなかった。Verizonはそのモバイル向けOTTサービスのGo90のコンテンツとしてAwesomenessTVを買ったが、Go90自体が失敗した。AwesomenessTVは不要になり、Viacomに元値の75%で売られた。
