PanasonicがATSC 3.0 TVを発表

アメリカのテレビ市場から撤退したPanasonicは約10年ぶりに、Amazon Fireを搭載した液晶と有機ELのテレビで再参入した。製品はPanasonicが他国で販売している製品と同等だが、アメリカ向けモデルにはATSC 3.0チューナが搭載されている。しかし、発売時点ではATSC 3.0のソフトウェアが間に合わず、後日のソフトウェア・アップデートで利用可能になる。

CharterがMax、Peacockを提供

ケーブルTV事業者のCharter CommunicationsはWarner Bros. Discoveryとの再送信契約を更新し、これまで通りにTBS、TNT、CNN、Discovery、Food Channel等を放送する以外に、追加料金無しで、Maxの広告付きプランも加入者に提供する。同様に、NBCUniversalとの契約更新で、Peacockの提供も可能にした。CharterはすでにDisney+、Paramount+、AMC+、それにVIX(スペイン語ネットワークのTelevisaUnivisionのサービス)をケーブル加入者に対して配信している。

MaxをケーブルTV加入者に配信することで、有料チャンネルのHBOのブランド力が落ちる可能性がある。Charterは月$16で有料チャンネルのHBOを提供している。Maxを提供することで、広告付きだが、ケーブルTVの基本的なプランでHBOのコンテンツを視聴することが可能になる。HBOは質の高い番組で知られるブランドであったが、Maxをベーシック・プランで提供することでその存在が曖昧になる。HBOは広告無しの有料チャンネルだが、同じ番組は広告付きだとMaxで見ることが出来る。MaxはHBO Maxとしてスタートした。この名称はHBOとその姉妹チャンネルのCinemaxから来ている。HBO MaxにDiscovery+のコンテンツを加えた際にHBOを名称から消し、今回の動きでさらにHBOのブランド名が薄れていく。

T-Mobileが光ファイバーに参入

無線通信に専念していたT-Mobileは昨年にT-Mobile Fiberサービスを開始し、ニューヨーク市の一部とコロラド州の2地域で光ファイバーを使ったブロードバンド・サービスを始め、現在は13地域でサービスを展開している。さらに、投資会社のEQTとのジョイントベンチャーで光ファイバー事業者のLumos社、それにKKRとJVでMetronet社の買収を予定している。既存事業者とのパートナーシップ、それに買収により、光ファイバー通過世帯を2030年には1200万から1500万に増やす計画を発表している。T-Mobileの光ファイバーへの投資の背景には5Gでの固定ブロードバンドサービスの成功がある。T-Mobileの固定無線ブロードバンド加入世帯の数は 2024年Q2では559万になっている。ブロードバンド加入者を増やすことに成功しているが、固定無線アクセスの加入者を増やすには新たな帯域が必要である。また、無線ではより高速なサービスを提供することは困難で、速度を求める加入者を失っていく可能性もある。T-Mobileによると、一部の地域では新規加入は出来なくなっており、同社のFWAサービスの順番待ちリストに登録されている人は100万人を超えている。より高速なサービスを求める既存ユーザを光ファイバーに移行させることで、帯域を追加することなく、新たなFWAへの加入者を追加して行くことを可能にする。

Netflixのエンゲージメントが下がる

Netflixの1H24 Engagement Reportによると、2024年前半期の総視聴時間は940億時間で前年同期から0.6%増えている。しかし、加入者数が増えているので、一人あたりの視聴時間は減っていることになる。nScreen Media(https://bit.ly/4eyC7Kd)の計算では2024年前半期の一人あたりの1日平均視聴時間は1時間56分で、前年同期の2時間12分から12%減っている。今年の前半にリリースされたタイトルは330で昨年とほぼ同じだが、オリジナルの本数は減っているので、ライセンスしたタイトルが増えていることになる。nScreen MediaはライセンスしたタイトルはNetflixには新しいが、多くはすでに公開されたコンテンツであり、新作が減ったことが、エンゲージメントを減らしたと分析している。


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Disney+もアカウント共有取締りを開始

Netflixのアカウント共有の取り締まりは利用者に不満を与え、加入者を減らすとの予想があったが、加入者を増やすことに成功している。Disneyも取り締まりを強化すると発表していたが、Disney+向けの有料共有プログラムを発表した。Disney+加入者は$6.99(広告付き)、あるいは$9.99(広告無し)で同居をしていない人を追加することを可能にする。追加出来るアカウントは1つで、現時点ではDisney Bundleでは追加が出来ない。アカウントを共有させてもらってる人が、正式に加入した場合、これまでの視聴歴、設定等のプロフィール情報を移行することが出来る。Disney+によると視聴歴、利用デバイス、IPアドレス等からアカウントが共有されているかは把握出来、新たな場所からのアクセスがあった場合、それを新しい居住地として設定か、あるいは旅行等の一時的なアクセスであるかの確認を行っていく。