次期FCC委員長はブレンダン・カー

トランプ次期大統領は次期のFCC委員長にブレンダン・カーを指名した。現在の委員長のジェシカ・ローゼンウォーセルは大統領就任の1月20日に辞任する。カー氏は電気通信関連の弁護士で、トランプ政権の2017年にFCC委員に就任し、バイデン政権でも委員に任命された。カー氏はプロジェクト2025と呼ばれている、保守派の政策提案書の筆者の一人でもある。

司法省もFuboの訴訟を支持

vMVPDのFuboTVを持つFuboはDisney、Warner Brothers Discovery、それにFoxが放送しているスポーツ試合と番組をストリーミングで提供するジョイント・ベンチャーのVenu Sportsを独占禁止法違反で訴えている。司法省、それにカリフォルニア、ニューヨーク、イリノイ等の16州は裁判が行われる第2米国巡回控訴法廷に対してFuboの訴えを支持するアミカスブリーフを提出した。

ParamountはNielsenに50%値下げを要求

Paramount GlobalはCBS、それにNickelodeon等の多チャンネル向けネットワークの視聴者数調査を提供するNielsenと再契約をしていない。Paramount GlobalはNielsenが要求する金額は一部の多チャンネル向けネットワークの広告収入を超えていると語っており、値引きを求めている。これに対して、NielsenはParamount Globalの提案は現実的ではない50%近い値引きを要求していると批判している。視聴者の放送での視聴が減り、広告収入も減っており、これまでのように視聴調査に多額の金を使うことは困難になっている。しかし、他のネットワークとの比較には共通のカレンシーが必要でもある。Paramount GlobalはNielsenの代わりにVideoAmpの統計を採用しているが、NielsenとVideoAmpの数字にはかなりの違いがある場合もある。例えば、Paramount Networkのヒット作品のYellowstoneの今シーズンの最初のエピソードの視聴者数はVideoAmpによると1640万人だが、Nielsenは1362万人と報告している。

Nielsen: Amazonのデータ利用

Media Rating Council(MRC)はNielsenがAmazon等のストリーミングサービスからのファースト・パーティーのデータをテレビ視聴調査に利用することを許可した。Nielsenは既存のパネル調査にスマートTV等からのビッグデータを加えており、ファースト・パーティーのデータをビッグデータとして採用することを提案していた。AmazonはNFLのThursday Night Footballの広告販売にNielsenのデータを使っているが、Nielsenのパネルからのデータは8%(100万人)程度少なく、調査に自社のデータを加えることを求めていた。ファースト・パーティーのデータを視聴調査に使うことは公平差が失われるとTVネットワークは不満があったが、MRCがこれを認めたことで、NBCUniversal等もそれぞれのファースト・パーティーのデータも採用するようにNielsenに求め始めた。

Trade DeskがTV OSに参入

アドテック会社のTrade DeskがVenturaと呼ばれるコネクテッドTV向けのOSを発表した。Trade Deskが自らストリーミング・プレーヤー、あるいはスマートTVを販売する予定はなく、TVメーカーへライセンシングになる。Roku、Fire TV等のようにCTVプラットフォームであると同時に、コンテンツと配信事業も行っており、中立性を欠くことをTrade Deskは主張している。しかし、すでに大きなシェアを持つ既存勢にVenturaが勝てる可能性は低い。Trade Deskは新しいIDが解決ソリューションのUnified ID 2.0(UID 2.0)を提供している。VenturaにはUID 2.0が実装されており、導入された事例によりCTVのID問題が解決出来ることを実証し、UID 2.0に対する支持を増す戦略なのであろう。