TiVoがパテント訴訟に勝つ

TiVoは2004年にDBS事業者で,独自にSTBも開発しているEchoStar(サービス名はDISH Network)をDVRに関するパテント侵害で訴えた。これはTiVoの「Time Warp」と呼ばれるライブ番組を一時停止する機能に関わるパテントに関する訴訟で,このほどテキサスの連邦裁判所はEchoStarがTiVoのパテント侵害をしたとし,7390万ドルの支払いを命じた。さらに,TiVoはEchoStarのDVRサービスの差し押さえを求めており,これが認められるとEchoStarに取っては大きな問題となる。また,この訴訟に勝ったことで,TiVoはMSOを含めたDVRサービスを提供する事業者にライセンスを求める事が予想される。

この直後,DirecTVはTiVoとの契約を3年間延期する事を発表した。DirecTVはこれまでTiVoの再販をしていたが,同じ系列のNDS社が開発するDVR製品を採用し,TiVoとの契約は切れるはずであった。DirecTVはTiVoを敵にする事は訴訟に巻き込まれる可能性があると判断したのかは分からないが,引き続きTiVoの製品をサポートし,NDS社の開発したDVR(製造はThomson)と平行してTiVoの製品も販売していく。

Comcastが加入者数を延ばす

Comcastが発表した第1四半期の結果ではビデオ,ブロードバンド,電話を含めて,加入者数を965,000世帯増やした。Comcastは340,000のデジタルケーブルTV,47,000のベーシック加入世帯を増やし,ビデオサービス部門の売上げは前年同期6%増となった。デジタルケーブルへの加入世帯は101万世帯で,全加入世帯の47%への普及となっている。全体の売上げは59億ドル,収益は4.66億ドルであった。

Cebridgeが社名変更

Cox Communicationsから94万世帯のケーブル加入者を22億ドルで購入したCebridgeは,その社名をSuddenlinkと変更する事を発表した。SuddenlinkはCoxの加入者の購入で120万世帯を持つMSOになった。同社はさらにCharterから24万世帯を購入する予定である。同社のケーブルシステムの70%はアーカンソー,ルイジアナ,ノースカロライナ,オクラホマ,テキサス,ウェストバージニアにある。

ゲーム市場を狙うケーブルTV事業者

ケーブルTV事業者STBを使ったゲーム市場を狙い始めている。Cox等が幾つかの地域のケーブルシステムでゲームを提供しているが,ケーブルシステムには複数のOS(ミドルウェア)が存在し,ソフトウェア事業者はSTB向けのゲームを書くことには積極的では無かった。しかし,標準ミドルウェアのOCAPの登場で,STB向けのゲームが増えており,調査会社のPark Associatesはオンラインゲーム市場は2009年には35億ドルになると,予想してる。

ComcastとSonyの新ネットワーク

ComcastとSonyは共同でホラー系の番組を専門とするネットワークを設立する事を発表した。このネットワークはSonyとMGMのコンテンツを主体に使い,ケーブルTV等の多チャンネルTVサービスだけでなく,ブロードバンド等他の媒体も使っていく。サービスは10月31日に開始の予定。