インターネットケーブルTV

VDC社はインターネット網を使ったケーブルTVサービスを開始する。これまでのインターネットベースのビデオサービスはAkimboを含め,HDDに蓄積するタイプであったが,VDCのサービスはケーブルTVと同様にリニアにプログラミングを放送する。サービスを受けるデバイスはWindows Media Playerを走らせることが可能なPC,あるいはPDAになる。サービスは月額$11.95で,VDCはFashion TV,ShopNBC,MavTV,Q Television等のチャンネルと契約している。最初の時点では地上波再送信は行われないが,VDCは地上波再送信もいずれは行うと発表している。

NBCがNational Broadband Networkを設立

NBC UniversalとNBC系の放送局を持つHearst-Argyle等の会社はNBCとその213の系列局で構成され,ローカルニュース等のコンテンツを有効にブロードバンドで利用するジョイントベンチャー,National Broadband Networkを設立した。系列局はNBC Universalが独自でAppleのiTunes等でそのコンテンツを提供し始めたことに不満を持っておりJVはこの様な不満に対する対応である。National Broadband Networkはそのサービスを秋から開始の予定。

CBSがブロードバンドTVを開始

CBSはInnertubeと呼ばれるウェブベースの「TVネットワーク」をスタートさせた。InnertubeはABCが行うウェブによる地上波番組の提供では無く,独自番組,あるいは地上波番組を補充する内容の番組を提供する。CBCは2600のタイトルを常に提供すると発表している。サービスは広告収入で提供される。

Hiwireもモバイル放送に参加

携帯電話等のモバイル端末向けの放送サービスとしてはQualcommのMediaFLO(Verizonが採用),DVB-Hを使ったCrown CastleのModeoが発表されており,共に今年中に一部都市でサービスが開始される予定だが,新たにAloha PartnersのHiwireが名乗りを上げた。Aloha PartnersはQualcommと同様にFCCのオークションで700 MHz帯ライセンスを得ているが,Aloha PartnersはQualcommの倍の12 MHzの容量を持っている。Aloha Partnersは米国のトップ10都市全部,それに次の100都市の80%をカバー出来るライセンスを持っている。このため,HiwireはMediaFLO,Modeoより豊富なチャンネル数を提供する事が出来る。また,Hiwireが注目されているのは多チェンネルサービスの経験が豊富なバックがいる事である。Aloha Partnersの投資家にはContinental Cablevision,Prime Cable,Daniels Cable等の元CEO達が含まれている。

ESPNの携帯電話は不調なスタート

ESPNはMVNOとして携帯電話のサービスを昨年10月に開始した。ESPNはこのサービスに1億ドルの投資をしたと言われている。ESPNの携帯電話サービスはスポーツファンにいち早く,ビデオクリップを含めた,スポーツ情報を提供するプレミアム・ブランドのサービスであり,その電話自体も199ドル,通話料金も最も安くて月額35ドル,最高では225ドルと高めの設定である。しかし,ESPNが提供するサービスとしては大したビデオコンテンツが無いなど,評判は高くない。三洋がOEMする電話も最近では99ドルに値下げされている。