Comcastの利益が大きく増える

Comcastの第3四半期の利益は前年同期の2.22億ドルから,約5倍の12.2億ドルに増えた。これにはTime Warner Cableと共同で行ったAdelphia買収から得た投資収入とTWCへのケーブルシステムの販売が含まれるが,それを差し引いても収益は5.48億ドルであった。今四半期の収入は64.1億ドル(前年同期は52.8億ドル)であった。ビデオ分野も増えているが,それ以上にブロードバンド,電話サービスの収入が増えている。ブロードバンドサービスの売上げは14億ドルで,前年同期から22%アップした。ブロードバンド加入者は180万世帯増え,合計1100万世帯に達した。電話サービスの加入者は483,000世帯増え,210万世帯に達し,その売上げは前年同期51%増の2.52億ドルであった。

ケーブルSTBの自動ソフトウェア更新

CableLabsはデジタルケーブル対応のTV(DCR)を含めたデジタルSTBに搭載されるソフトウェアを自動的に更新する事が可能なUpdateLogic社の技術を採用した。STBにはUpdateLogoc社のクライアントソフトウェア,UpdateTVが導入され,ソフトウェアのアップデートは通常の放送の帯域を使って行われる。UpdateTVはソフトウェアパッチを検出した場合,もしSTBが利用中で無ければ,更新を行う。STBが利用中の場合は,視聴に影響をもたらす可能性があり,更新は見送られる。更新を確実にする為にパッチは複数回送られる。パッチの放送にはPBS局の放送が使われ,UpdateLogicはそのサーバーをPBS局に設置開始する。2007年末までには殆どのPBS局への設置が完了し,ケーブルTV世帯の85%はカバー出来る事になる。

ケーブルTV事業者が双方向TVミドルウェアのOCAPを採用する事で,STBのソフトウェアの更新の必要性が増し,自動的なパッチ機能は重要になる。また,家電メーカーが提供するデジタルケーブルTV対応製品(DCR)が出回る事も,自動ソフトウェア更新機能を重要にする。同じMSOでもケーブルTVシステムによっては異なる機能を提供しており,MSOは視聴者が家電店で購入したDCRが適切なソフトウェアを持ち,その更新が行われていかるを確実にする必要がある。

AT&Tがビデオサービスを拡大

AT&TはそのHomezoneと呼ばれる衛星放送とDSLのハイブリッドサービスをコネチカットを除く,同社の営業地域全部で提供を開始した。Homezoneは2Wire社製の複合機能のSTBを使う。このSTBはAT&Tが再販契約のあるEchoStarのデジタル衛星放送の受信,録画(DVR)が出来るだけでなく,AT&TのDSL回線(AT&T Yahoo! DSL)につなぎ,TVからインターネットサイトへのアクセスだけでなく,Akimbo等のインターネットTVのサービスも受けることが出来る。AT&TはHomezoneをIPTVサービスのU-Verseを補足するサービスとして位置付けている。今後の予定としてHD版のSTB,それにCingularの携帯電話からのDVRの録画予約の機能が検討されている。Homezoneはこれまでサンディエゴ,サンアントニオ,オハイオのみでサービスが提供されてきた。

また,AT&TはそのIPTVサービスのU-Verseを年内に15都市で開始するとも発表した。AT&Tは今年の6月にサンアントニオでU-Verseのサービスを開始し,その次の都市は同じくテキサスのヒューストンになる。AT&TはそのU-Verseの通過世帯数は第3四半期で130万世帯で,年末には240万世帯を通過の予定。しかし,加入者数はまだ3000世帯でしかない。これに対して,AT&TによるEchoStarの再販による衛星TVへの加入者数は58万世帯を越えている。

AT&TがHD IPTVのテストを開始

AT&Tはテキサス州のヒューストンでIPTV上のHDTVのテストを開始した。テストは単独のHDストリームで行われているが,2つのHDストリームも近い内にテストされる。AT&Tは2つのHD,2つのSDストリームを同時に提供する事を想定していると発表している。現在,AT&Tが提供しているVDSL2では短距離の世帯には2つのHD,2つのSD,それに20数メガのブロードバンドを提供する事は可能でも,3000フィートを過ぎると困難になるとニューズレターのDSL Primeは書いており,AT&Tは2つのVDSL2のボンディングをテストしているのではないかと分析している。

VerizonのFiOS TV加入世帯数は118,000

VerizonのFiOSネットワークの通過世帯数は,第3四半期で530万世帯に達した。しかし,実際にブロードバンドサービスを提供可能なのは380万世帯であり,FiOSブロードバンドサービスへの加入世帯数は522,000世帯に達した。ビデオサービスのFiOS TVが提供可能な世帯は120万で,その加入世帯数は118,000に達した。