Comcastがオリンピック放送権利を延長

NBCUniversal親会社のComcastはIOCとの放送契約を2036年夏季まで延長した。NBCは1988年からオリンピックの放送権を持っており、現在の権利は2032年夏季オリンピックまでで、契約延長の額は$30億と報道されている。ComcastはNBC、それに多チャンネル向けネットワークのUSA Networkでオリンピックを放送する以外、Peacockで全試合をストリーミングしている。

増えているFASTのスポーツチャンネル

FASTサービスは多チャンネルサービスと同様なチャンネルのラインナップであるが、大きな違いの1つはスポーツコンテンツが少ないことであった。メージャーなスポーツの権利金は高く、広告料が低いFASTでは配信出来ない。また、スポーツ放送の権利保有者は地上、あるいは多チャンネルでのマネタイズにフォーカスし、FASTは無視していた。しかし、FASTサービスの利用者が増えることで、考えは変わっている。Gracenoteによると2024年7月ではスポーツ専門のFASTチャンネルは107であったのが、2025年2月では倍近い220チャンネルに増え、1189あるFASTチャンネルの20%近くを占めるようになり、チャンネルのジャンルとしてはエンターテイメント(303チャンネル)に次ぐ、2位になっている。しかし、FASTでのスポーツ系チャンネルはスポーツニュース、あるいは過去の試合の再放送である。


Gracenote

LPTV局が5G放送への移行許可を求める

131の低出力局(LPTV)と4つのフル出力局を所有するHC2 BroadcastingはFCCに対して、5Gブロードキャストでの放送をLPTV向けの次世代放送規格として許可することを求めた。HC2は昨年にコネチカット州の2局に対して5Gでのテスト放送を開始する許可も求めている。現在、ボストンのWWOO-LD局が5Gブロードキャストでのテスト放送を行っている。5Gブロードキャストは国際規格になっているが、FCCは放送規格として許可していない。LPTV局を代表するLPTV Broadcasters AssociationはATSC 3.0への移行は高価だとして、5Gブロードキャストの採用に動いている。

YouTube TV加入者は940万人

YouTube TVは加入者数を定期的には公開していなく、最後に発表があったのは昨年の2月で800万人であった。証券アナリストのMoffetNathansonはYou Tube TV加入者数は940万人になっている推定している。1年で140人増やしたことになる。ケーブルTV、衛星放送だけでなく、Hulu with Live TV、Sling TV等のvMVPDも成長をしていないので、YouTube TVの一人勝ちになっている。MoffetNathansonによると、You Tube TVはすでにCharter、Comcastに続く第3位の多チャンネルサービス事業者になっており、2026年にはYouTube TVが1位になると予想している。MoffetNathansonはまた、今年にAlphabetのYouTube部門全体の売上がDisneyを抜く、最大のメディア会社になるとも予想している。


MoffetNathanson

FoxのDTCは秋開始

Foxは今年の秋までにTV番組、スポーツ、ニュースを配信するDirect to Consumer(DTC)サービスを開始する。Foxは2019年に映画スタジオ、それにスポーツとニュース以外の多チャンネル向けネットワークをDisneyに売却した。先見の眼があったと言えるが、映画と多チャンネル向けネットワークのドラマのライブラリーが無いことはDTCのサービスへの参入を困難にした。地上波のFoxの番組があるが、それだけではSVODサービスにはならなく、Foxの番組はHuluで配信している。有料ストリーミング・サービスとしてはFoxは2018年にニュース専門のFox Nationをローンチし、200万人から250万人の加入者がいる。スポーツではDisneyとWarner Bros Discoveryのジョイント・ベンチャーのVenu Sportsでストリーミングする予定であったが、Venu Sportsは中止になり、自社でFox、Fox Sports等からのコンテンツを配信するDTCサービスを開始することになった。サービスの詳細は不明だが、コードカッティングした数百万世帯が狙いで、低価格のサービスになると発表されている。