AT&T U-verse加入者が130万を超える

AT&Tは2009年第1四半期に284,000の加入者を加え、そのU-verseの加入世帯は3月末で132.9万になった。しかし、その固定電話分野は引き続き加入者を失い、AT&Tの2009年第1四半期の売上げは306億ドルで、前年同期比マイナス0.6%であった。AT&Tが再販している衛星TVへの加入者を加えると、そのビデオサービスへの加入世帯は350万に達している。AT&TはそのU-verse TVへの加入世帯の90%はU-verseインターネットにも加入している。AT&Tはまた、IPベースのU-verse Voiceと呼ばれる固定電話サービスも開始をしている。

AT&Tはまた、そのVoIPサービスのCallVantageを閉鎖した。CallVantageはVonage等に競合するサービスとして2004年3月に立ち上げられた。しかし、加入者は増えず、昨年夏から新規加入はストップしていた。Verizonも3月にそのVoiceWingのサービスを閉鎖している。信頼性、音質等の問題からVoIPサービスは期待されたような普及はしなかった。

FiOS TV加入者は222万

VerizonのFiOS TVへの加入者は第4四半期で299,000世帯増え、221.7万世帯に達した。また、FiOSインターネットへの加入者は277.9万に達した。

別のニュースで、VerizonはFiOS TVのDVRのリモート録画機能の拡張を発表した。これまでFiOS TVのHome Media DVRの外出先からの録画予約はVerizonのスマートフォンを使うことで出来たが、新たにウェブ経由、それにVerizon社以外のスマートフォンからも操作を可能にした。DVRのリモート録画機能はVerizon、AT&T、それにDBS事業者のDirecTV、DISHが提供をしているが、ケーブルTV事業者はまだ提供していない。しかし、Comcast、Cox等は今年中にこの機能を提供する事を約束している。

Canoeのターゲット広告

ケーブルTV大手6社が共同で設立したCanoe Venturesはそのターゲット広告サービスの第1弾として5月に、Community Addressable Messaging(CAM)と呼ばれる複数の地域にまたがり、2つの異なる広告を視聴者の属性に合わせてリアルタイムに挿入する事の出来るサービスを開始する。CAM 1.0では広告主は370の広告地域の内で、年収10万ドル以上の1800万世帯に対して、他の4200万世帯とは異なる広告を流すことを可能にする。このサービスはSCTE 35規格で決められたトーン信号を使い、広告挿入システムに対して、異なる広告を挿入する指示を送る。Canoeはこの広告サービスをいかなる価格形態で提供をするかは発表していない。

別のニュースで、Canoe Ventureは下院の技術とインターネット小委員会で質問を受けた。Canoeに対しては6つの大手ケーブルTV事業者が協力している事で独占禁止法に触れる事と、そのターゲット広告のプライバシー侵害に対する、2つの懸念が出ている。

Cablevisionが101 Mbpsを開始

Cablevisionはそのニューヨークシステム全域で、101 Mbpsのインターネットサービスを開始した。Optimum Online Ultraは米国内で最高速のインターネットサービスとなり、VerizonのFiOSインターネットの最高50 Mbpsの倍の速度を提供する。月額は、FiOSの$140に対して、$100と安い。CablevisionのサービスはDOCSIS 3.0のチャンネル・ボンディング技術を使い、15 Mbpsの上流速度がある。Cablevisionはまた、同社が無料でそのインターネットサービス加入者に提供しているWiFiサービスを3 Mbpsに上げた事も発表した。CablevisionのWiFiは電車の駅などで提供されている。

マンハッタンでVerizonのFiOSと競争しているTime Warner CableもDOCSIS 3.0のテストをニューヨーク市で行っており、2009年中にサービスを開始する予定。TWCは最高速、138 Mbpsでテストを行っている

タイムシフトのインパクト

TiVoはタイムシフトは10時台の番組に大きな影響を与えているとのデータを発表した。TiVoがABC、CBS、FOX、NBCの4大地上波ネットワークのDVR視聴傾向を調べたところ、9時台の番組の視聴の内、59%がタイムシフト視聴であり、最も高かった。2位は8時台の番組で、タイムシフト率は58%であった。録画されたこれら番組の視聴の内、30%は放送後、1時間以内であり、10時台の視聴に大きなインパクトを与えるている。当然、視聴者の多くは10時台の番組も録画しているが、それら番組は当日に視聴されるのでは無く、後日の視聴となる。

また、別のニュースで、そのDVRを使った視聴者データを売り始めているTiVoは、新たに3から10の地区で、そのローカル市場の視聴データを「StopWatch Local Markets」として販売する事を発表した。サービスは秋からの新シーズンまでに立ち上がり、リアクタイムでのライブとタイムシフト視聴のデータを提供する。