FiOS TV: インターネットビデオに対応

VerizonはFiOS TVのSTBで、インターネットビデオの視聴を可能にするサービスを第2四半期から開始する。FiOS TVのSTBで視聴が可能になるのはDailymotion、Veoh、Blip TVで、YouTube、Huluのビデオは視聴出来ない。このサービスを使うにはFiOS TVのSTBとPCがネットワークされている必要がある。PCにはVerizonのMedia Managerがインストールされ、そのソフトウェアがインターネットビデオのインデックスとトランスコードを行う。利用者がTV画面で選んだ、ビデオはPCがアクセスし、トランスコードを行い、STBに送られる。

Verizonはまた、STBにインストール可能なウィジェットで、TweeterとFacebookへのアクセスを可能にするサービスのテストも開始した。利用者はTV画面の下にその番組に対する「Tweet」、あるいはFacebookの仲間が何の番組を見ているか等を表示する事が出来る。

中継局のデジタル化

FCCは地上波局のデジタル移行後の中継局に対する規則を正式化した。FCCは昨年12月に規則の概要を発表し、それに基づき、申請を特別許可して来た。しかし、この規則に対する投票は延期され、正式な物では無かった。デジタル中継局はアナログ停波後にチャンネル52~59を使う事は出来なくなる。放送局はこれまでと同様に、地形上からカバーが出来ない地域向けに中継局を設置する事出来、さらにデジタル移行後のカーバー範囲がアナログ放送時と異なり、カバーが出来ない地域がでる場合、その地域向けの中継局も新たに設置出来る。しかし、中継局を使い、その放送局の放送区域外に電波を送る事は出来ない。中継局の免許は、その放送局の放送免許の一部として提供され、それだけを別に第3者に譲渡する事は出来ない。

Google TV Adsの大きな契約

オンラインからテレビ番組のスポット広告を購入する事を可能にするGoogle TV Adsは大手広告代理店のInterpublicグループ内のDeusch社との契約を結んだ。Google TV AdsはDish Network、Bloomberg、Hallmark Channel等とその広告スポットを販売する契約をしているが、まだ大きな販売契約は無かった。Deusch社はKodak、Tylenol、Sony Playstation等のブランドを代表しており、今回の契約額は7桁と推定されている。Google TV Adsはこの他、不動産会社のColdwell Bankerとも契約をした。また、Googleは多チャンネルネットワークのCBS College Sports、Outdoor Network、それにGame Show Networkとも契約した事を発表した。これで、Googleが契約しているネットワークの数は12になった。

Googleはインターネット広告市場ではビジター数においては、2009年4月時点で164,518,000で3位に入っている。1位はAOLのPlatform-A(176,455,000)、2位はYahoo! Network(167,129,000)であった。

地域電話市場の再編成

加入者の減少している地域電話市場の再編成が始まっている。Verizonはアリゾナ、アイダホ、イリノイ、インディアナ、ミシガン、ネバダ、ノースカロライナ、オハイオ、オレゴン、サウスカロライナ、ワシントン、ウェストバージニア、ウィスコンシン、それにカリフォルニア(一部)の14州、480万回線分の事業をFrontier Communicationsに売る。Frontierは24州で電話事業を持つ会社で、この売買が完了すると約700万回線を持つ事になる。Verizonの回線数は3000万に減る。この売却はVerizonのAlltel買収の条件になっていた。

FrontierはDish Networkとの再販契約があり、DishのDBSサービスをその加入者に売っている。DishはAT&TをDirecTVに持って行かれ、加入者を失っている事から、積極的にFrontierの加入者にそのサービスの販売をしていくと思われる。

また、CentryTelはEMBARQの買収を予定している。現在、各州からの許可を待っているが、まだ許可の出ていないのは33州の内、2つだけであり、この買収は近日中に完了すると思われる。合併後の会社は750万回線に加え、200万のブロードバンド加入者、40万のビデオ加入者を持つ会社になる。

FCC: CAS内蔵の低コストSTBをOK

70万の加入世帯を持つCable Oneに対して、FCCはCAS内蔵の低コストSTBの導入を許可した。Cable Oneはそのテネシー州のシステムにおいて、加入者に対して低価格でHD放送を提供する為にCAS無いのSTBを導入するために許可を求めていた。Cable OneはCableCARDを使ったSTBが$300~$400するのに対して、CAS内蔵のSTBは$50で購入可能であり、低コストでHDサービスの提供が可能になると、この許可を求めてきた。FCCはこれまで条件付きで、CAS無しのSTBの導入を許可してきたが、直接的な免除はこれが初めての事である。

FCCはさらに、Evolution社のCAS内蔵のSTBを3年間の期限付きでケーブルTV事業者が導入する事を認めた。Evolution製品はDTA(Digital Terminal Adapter)と呼ばれるアナログサービスへの加入者をデジタル移行させるための$50以下のSTBで、FCCはこれを単方向の限定機能のデバイスとして、CASの内蔵禁止規制から免除した。Evolution社のDTAは固有のCASを持っており、単にQAMの信号をアナログに変換するだけでなく、スクランブルにも対応出来る。ケーブルTV事業者が提供するSTBからもCASの切り離しを求めているCEA(Consumer Electronic Association)は、Evolutions社のCASは独自技術であり、競合の参入への障壁になる物だとして、FCCの決定に不満を示している。