FCC: CAS内蔵の低コストSTBをOK

70万の加入世帯を持つCable Oneに対して、FCCはCAS内蔵の低コストSTBの導入を許可した。Cable Oneはそのテネシー州のシステムにおいて、加入者に対して低価格でHD放送を提供する為にCAS無いのSTBを導入するために許可を求めていた。Cable OneはCableCARDを使ったSTBが$300~$400するのに対して、CAS内蔵のSTBは$50で購入可能であり、低コストでHDサービスの提供が可能になると、この許可を求めてきた。FCCはこれまで条件付きで、CAS無しのSTBの導入を許可してきたが、直接的な免除はこれが初めての事である。

FCCはさらに、Evolution社のCAS内蔵のSTBを3年間の期限付きでケーブルTV事業者が導入する事を認めた。Evolution製品はDTA(Digital Terminal Adapter)と呼ばれるアナログサービスへの加入者をデジタル移行させるための$50以下のSTBで、FCCはこれを単方向の限定機能のデバイスとして、CASの内蔵禁止規制から免除した。Evolution社のDTAは固有のCASを持っており、単にQAMの信号をアナログに変換するだけでなく、スクランブルにも対応出来る。ケーブルTV事業者が提供するSTBからもCASの切り離しを求めているCEA(Consumer Electronic Association)は、Evolutions社のCASは独自技術であり、競合の参入への障壁になる物だとして、FCCの決定に不満を示している。