Canoeは、EBIFを使った、リモコン操作で資料/サンプルの請求が出来るインタラクティブ広告のサービスを開始した。事業者として参加しているのは、ComcastとTime Warner Cable以外は公開されていなく、また、どのケーブルTVネットワークがインタラクティブ広告を挿入しているかも発表していない。NBC Universal、Comcast Network、Discovery Communications、Rainbow Mediaの4社が、Canoeのパートナーに参加する事を発表している。
CablevisionがBresnanを買収
Cablevisionは、小規模のケーブルTV事業者のBresnanを買収した。Cablevisionは主にニューヨーク等、北東部でシステムを持ち、大きなクラスターを作る事を戦略としてきた。しかし、Bresnanは主にコロラド、ワイオミング、ユタ、モンタナの田舎地域で300,000世帯の加入者を持つ事業者で、これまでにCablevisionの戦略にはマッチしていない。また、Bresnanは無線サービスに関心を持ち、700 MHz競売で、モンタナで帯域を買っており、これをいかにCablevisionが使うのかも興味深い。Bresnanに対しては、Suddenlink、Charter Communications、Time Warner Cable等も関心を示しており、Cablevisionは競合より高額な13.6億ドルで、Bresnanを競り落とした。
DirecTV、Comcastがマルチルームサービスを開始
DBS事業者のDirecTVはマルチルームDVRのサービスを開始した。これにより、DVRに録画した番組を他の部屋のSTBからアクセスする事が可能になる。マルチルーム対応のHD DVRは、同時に2つのチャンネルを録画し、2つのチャンネルの視聴が可能で、最大15台のSTBをサポートする事が出来る。マルチルームDVRサービス料は月3ドルだが、HDサービスが$10、DVRが$7であるので、DVRの料金は月額$20となる。STBは1台毎に、月額$5となっている。
ケーブルTV事業者のComcastもそのウェブサイトで、マルチルームDVRサービス、AnyRoom DVRの宣伝を始めている。サービスはまだサービス地域全体では開始されていないが、Comcastは20以上のサービス地域でサービスが開始されていると、発表している。ComcastのマルチルームDVRのサービスは月額$19.95と宣伝されている。ComcastのマルチルームDVRは最大で、3台のSTBをサポートする事が出来る。
DirecTV、Comcast共に、DVRとSTBのホームネットワークには、MoCAを使う。DirecTVとComcastのマルチルームDVRの相次ぐ発表により、MoCA ICの大半を製造しているEntropic社の株価が上がった。Cox Communications、Rogers(カナダ)、Mediacom、Time Warner CableはすでにMoCAを使ったマルチルームDVRのサービスを提供し始めている。
Sezmiが10都市に拡大
地上波放送とインターネットTVのハイブリッドサービスを提供するSezmiはすでにサービスを開始しているロサンジェルスに加え、ボストン、デトロイト、ヒューストン、カンザスシティー、フェニックス、ポートランド、マイアミ、オーランド、フォート・ローダーデール、サンフランシスコにそのサービスを広げる。LAではSezmiは、SelectとSelect Plusの2つのサービスを提供している。月額4.99のSezmi Selectでは、デジタル地上波の受信とインターネット接続の出来るSTBを使い、地上波をDVR録画する機能と、インターネットを使ったVODのサービスを提供する。Sezmi Select Plusは月額$19.99で、Selectのサービスに加え、地上波局の空き容量を使った多チャンネルサービスが加わり、TBS、TNT、USA Network、Bravo、CNN、MTV、Discovery等、20程度のチャンネルが提供される。STBは$299で販売されている。
新たにサービスが提供される地域ではSelectのみで、Plusのサービスは無い。Plusを提供するにはSezmiはその地域の地上波局と交渉し、十分な空き容量を確保する必要がある。無料で視聴可能な地上波放送の視聴と有料のインターネットVODの為に、$299のSTBを購入し、月に$4.99を払う価値があるかは疑問である。
Huluが有料化
Huluの有料化が6月29日に開始された。Huluがすべて有料化するのではなく、無料のサービスは残るが、多くのコンテンツは有料のHulu Plusに移行する。Hulu Plusは月額$9.99で、ABC、NBC、Fox等のTV番組の最近のエピソードに加え、過去のシーズンの全エピソードが視聴可能になる。また、ファンの多い、昔の番組もHulu Plusに移される。これまで、HuluはPCでしか視聴する事が出来なかったが、Hulu Plusの会員は番組をインターネット接続したTV、Blu-ray、Apple iPhone、iPad、PlayStation 3、Xbox 360等で視聴する事が可能になる。インターネット接続したTV、Blu-rayとしては、Samsungが最初の製品で、Sony、Vizio等もソフトウェアの提供をする。PlayStation 3、Xbox 360のサポートは近日中に発表の予定。
Huluは広告収入の無料サービスとしてスタートし、視聴者は増えてきたが、広告収入は伸び悩んでいる。Huluに番組を配信しているViacom、Time Warner等は広告収入の70%を得ているが、売上げが伸びないことを不満としている。Viacom系のComedy Centralはその番組のHuluへの配信を中止している。Comedy Centralは自社のサイトでの番組を配信しており、そこで独占配信をした方が、Huluにも公開するより、収入が得られる。4大地上波ネットワークでは唯一、Huluに参加していない、CBSもHuluが無料で番組を配信する限り、HuluにCBSの番組を提供する事はあり得ないとしてきた。
Hulu Plusは有料サービスだが、有料チャンネルの様に、広告無しではない。Hulu Plusは番組の広告を売っていき、多チャンネル放送のように加入者からの料金と広告の2つの収入を得ようとしている。
