Paceが2Wireを買収

イギリスのSTB会社で、世界シェアではトップのPaceが、アメリカのホームゲートウェイ会社の2Wireを4.75億ドルで買収した。2Wireは、AT&T U-Verse、他の電話事業者向けにホームゲートウェイを提供している。Paceは、PhilipsのSTB事業を2008年に買収し、そのシェアを伸ばしている。アメリカでは、DirecTVとの契約があり、その他、Comcast、Time Warner Cable等にもSTBを売っているが、その規模は少ない。Paceは2Wireの買収で、北米市場にさらに力を入れようとしている。2Wireは、AT&Tの他にカナダのBell Canada、メキシコのTelmexを顧客に持っている。2Wireは1998年に設立した会社で、約1,600人の従業員を持つ。

MotorolaのホステッドSDV

Motorolaは、中小ケーブルTV事業者向けにホステッド環境のSDV(Switched Digital Video)ソルーションを発表した。MotorolaのSDV管理センターはサンディエゴにあり、ケーブルTV事業者のヘッドエンドとの通信はVPNで行われる。SDVは視聴者の少ないチャンネルを交換環境で放送する事で、決まった帯域内で提供する事が出来るチャンネル数を増やすことが出来る。他のソルーションに比べ、低コストであるが、それでも何十万ドルの投資となり、中小事業者には手が出しにくい。ホステッドSDVは、先行投資を低くするだけでなく、複雑になるチャンネルの効率化の分析等も自分で行う必要がない。

Francisco PartnersがGrass Valleyを買う

1959年創立のカリフォルニアの放送機器会社のGrass Valleyは2002年にフランスのThomsonに買収された。しかし、Thomsonは2009年に倒産し、2010年に元子会社のTechnicolorの社名で再スタートされた。Thomson倒産の時点からGrass Valleyを売却の予定であったが、サンフランシスコのFrancisco Partnersが8000万ドルで、買収する事が決まった。売られるのは、Broadcast & Professional Groupで、Technicolorのもう1つの放送関連部門であるTransmission & Headend Groupは含まれない。

TechnicolorはSTBベンダーでもありアメリカではDirecTVに対してこれまでに4800万台以上のSTBを納めている。DirecTVは、Technicolorとの契約を継続している。Technicolorはまた、VerizonからFiOS向けのルーターも受注している。

Panasonic: Tru2way TVの販売中止

Multichannel News紙は、PanasonicはTru2way対応のTVの販売を中止しており、新たな製品も販売する計画が無と報道している。PanasonicはTru2wayには積極的なベンダーで、42インチと50インチの2つの製品に対して、CableLabsからTru2wayの認証を受けている。製品は、Comcastがサービスをしている地域中のデンバー、シカゴ、アトランタでTru2way TVを販売してきた。しかし、売上げは悪く、さらに、これらTVを販売してきたCircuit Cityが倒産し、現在では販売は中止になっている。Panasonicは、販売を再スタートする予定も、新たらしいTru2way対応のTVを開発する予定も無いと、Multichannel紙は報じている。Panasonicは、Tru2wayをサポートするコストは1台あたり、$300にもなると語っている。Panasonicを含めた、TVベンダーは、Tru2way機能をTVに組み込むのではなく、TVの背後にアッタチする事が可能なSet Back Box方式を検討している。

コネクテッドTV: 2014年で1.2億台

調査会社のDisplaySearch社によると、インターネットに対応したコネクテッドTVの売上げは大きな成長を見せている。同社によると、コネクテッドTVの出荷は2010年で、フラットパネルTVの19%に相当する4500万台になり、2014年には全TVの49%を構成する1.19億台に成長する。