ケーブルTV、衛星放送、それにIPTV事業者は、STBから得ることが出来るリアルタイムの視聴データの標準化に向けたガイドラインを作る組織を立ち上げた。組織は、ケーブルTV事業者のローカル広告を販売する為に設立さているNCC Mediaが管理し、Media Rating Council(MRC)と協力し、データの標準化を作っていく。MRCは1960年代に議会の命令により設立された組織で、様々なメディアの利用調査の監視を行っている。前回のThe Compassでも書いたように、Coalition for Innovative Media Measurement(CIMM)が、STBからの視聴データを収集する方法を研究する為に設立されている。
DirecTVもGoogle TV Adsと契約
DirecTVはそのローカル広告スペースの一部をGoogle TV Ads経由で販売する事に合意した。Google TV AdsはすでにNBC Universal系の全国広告、Dish Networkのローカル広告の販売を行っている。Dishの約1430万世帯に加え、DirecTVの1870万世帯が追加されることで、Google TV Adsのローカル広告規模は3000万世帯を越える。Dish NetworkとDirecTVは、その広告販売で協力する為に、ASAP(Advanced Satellite Advertising Platform)を4月に設立している。
No New Wireのカムバック
家庭向けLANが普及を始めた頃、新たな配線をせずに電灯線、あるいは電話線を使った「No New Wire」のネットワークソルーションが期待を集めた。しかし、WiFiの登場で、No New Wireは、成功をする事なく、話題から消えていった。しかし、マルチルームDVRの登場で、No New Wireネットワークがカムバックをしている。多チャンネル事業者は、STBをネットワークする為に、STBとDVRにMoCA、あるいはHomePNA等のネットワークのサポートを求めており、これらチップセットの売上げが伸びている。
アメリカのTV保有は1人あたり1.16台
家電製品リビューサイトのRetrevoによると、アメリカには一人あたり、1.16台のTVがある。TVが置かれている場所としては、居間がトップで、88%が居間にTVを置いている。2位は、ベッドルームで、68%。持ってるTVのタイプとしては、58%がフラットパネルTV、21%がCRT、21%がその他、あるいは不明であった。
Nielsenは2010/11年シーズンの視聴率に使うTV視聴世帯数は1.159億世帯だと発表している。TV視聴世帯は2009/10年シーズンから100万世帯増えている。
しかし、北米でのTV販売台数は減少を見せている。調査会社のDisplaySearch社によると、世界のTV出荷台数は、第2四半期で26%増えたが、北米では3%の減少をした。
NetflixがEpixと協力
ComcastがBlockbusterとの協力を発表した(下記記事)が、Blockbusterの最大の競合であるNetflixは、有料多チャンネルネットワークのEpixとの協力を発表した。Epixとの協力により、Netflixはその映画のストリーミングサービスで、Epixが放送した映画をその90日後に配信する事が可能になる。Epixには、Paramount、MGM、Lionsgateが投資しており、その映画にはこれら3社の新作が含まれる。NetflixによるEpixのコンテンツの配信は9月1日に開始になり、その時点で約1000の映画が含まれる。契約は5年間で、その内の最初の2年は独占契約で、EpixはNetflix以外とは同様の契約は出来ない。

![Image[2]](https://www.nsirinc.com/compass/wp-content/uploads/2010/09/Image2.jpg)