パリがアナログ停波

3月7日から8日にかけ、エッフェル塔のアナログ・トランスミッターのスイッチが切られれ、パリは100%デジタルになった。このアナログ停波は1200万人に影響をもたらし、フランスのメディア当局のCSAによると、210,000万家庭がアナログ放送に頼っていた。このアナログ停波により、フランスに於いてアナログ放送が行われている地域は2つだけになり、最終的に今年の11月29日に最後の地域でのアナログ停波が完了する。

FreeSatのHbbTV対応STB

イギリスの無料衛星放送のFreeSatは、FreeSat G2と呼ばれるHbbTV(Hybrid Broadcast Broadband)対応のSTBを提供する準備を進めている。HbbTVはドイツとフランスで普及しているオンラインTVプラットフォームである。イギリスではBBCとITVが共通プラットフォームとしてYouViewを開発しているが、YouView対応のSTBの発売は2012年始めるになる予定。FreeSat G2の発売時期は未定だが、FreeSatはYouViewより早い導入を狙っている。FreeSatのSTBはすでにBBCのiPlayerに対応をしている。

別のFreeSat関連のニュースで、EchoStar Europeは欧州初のSling内蔵のSTBをFreeSat向けに発表した。EchoStarのHDS-600RSは同社が買収した得た、Sling社のビデオストリーミング技術を持ち、利用者はPC、スマートフォン、タブレット等のデバイスを使い、インターネット経由で、HDS-600RSが受信している、あるいは再生している番組を見ることが出来る。

オランダ: KPNがモバイルTVから撤退

オランダの放送事業者のKPNはDVB-Hを使ったモバイル放送を6月1日で閉鎖する事を発表した。KPNは2008年6月にモバイルTVサービスを発表し、Nokia N96、Samsung P960、LGのKB620の3機種がこれに対応をしていた。サービスは月額9.95ユーロであったが、最初は殆どのサービスは無料で提供していた。KPNは最も多い時点では4万人の利用者があったと発表している。現在の加入者は2万人程度に減っている。KPNは、このサービスの撤退で余る放送帯域は、そのデジタルTV放送のDigienne TVで使う。

欧州: 多チャンネルサービス

  • ギリシャ: 同国の衛星TVサービスのNovaの加入者は2010年に45,045世帯増え、年末に363,679世帯に達した。
  • ドイツ: ドイツの衛星プラットフォームのAstra Deutschlandは2012年4月30日でそのアナログ放送を終了させる。しかし、まだ300万に近い世帯がAstraのアナログサービスを使っている。ドイツはAstraに取っては重要な国で、ドイツの世帯の94%がAstraのサービスを使っている。2010年には320万台のAstra向けデジタルSTBが売れ、デジタル化は進んでるが、残りの300万世帯を期日までにデジタル化させるには、1日9000世帯のペースでデジタル化をする必要がある。

停滞しているSDV

Switched Digital Video(SDV)は、番組を視聴者がある時だけに流す事で、ケーブルTVの帯域を有効に使う事が出来る。視聴者の少ないチャンネルをSDVで提供する事で、チャンネル容量を24時間使うことなく、チャンネル数を増やす事を可能にする。SDVはVODに類似した技術であり、STBを含め、既存のインフラストラクチャーを使うことが出来、比較的に低コストで導入が可能である。

Time Warner CableがSDVの導入を始めており、Comcastも導入を昨年には開始する予定であった。しかし、先月にComcastはSDVの導入を一時中止している事を発表した。SDVの技術で知られるBigBandに取り、これは大きな打撃である。同社は2011年第1四半期の売り上げ予測を2600万ドルから1700万ドルから2000万ドルへと修正している。