NetflixのTVネットワークへの挑戦

TVネットワーク、特に有料チャンネルのHBO、Showtime、StarzはNetflixのストリーミングサービス、Watch Instantlyからの影響を最も深刻に考えていた。これらネットワークは、通常の多チャンネルサービスへのオプションとして、月十数ドルで提供されており、映画を主体に番組構成を行っていた。VOD、それにNetflix等のストリーミングサービスにより、家庭で映画を視聴するオプションが増えた事で、これらネットワークは最近ではオリジナルTV番組に力を入れている。

人種とビデオ視聴

調査会社のHorowtiz Associatesが発表したデータでは、TV以外のプラットフォーム(PC、モバイル等)を使ったTV番組の視聴は、都市部では白人より、アジア、ヒスパニック、ブラックの方が多い。都市に住む人たちの31%はTV以外のプラットフォームでTV番組を見ている。最も多いのはアジア人で、41%となっている。2位はヒスパニック(37%)、3位はブラック(36%)で、白人では25%と少ない。TV以外のプラットフォームをコンピュータに限定するとアジア人が35%、ヒスパニック17%、ブラック15%となる。モバイルデバイスだと、ヒスパニックとブラックがそれぞれ14%で、トップ。白人が7%で2位、アジア人は5%と低い。

ビデオ視聴: PCがTVを抜く

PricewaterhouseCoppers(PwC)が発表した利用者調査の統計によると、消費者は平均して週に12.4時間、オンラインのビデオを見るのに対して、TVでの地上波と多チャンネルネットワークの視聴は8.9時間でしかない。若いほど、オンラインビデオの視聴が多いが、45歳から59歳の層でも9時間のTV視聴にに対して、8.3時間のオンラインビデオと、TVとオンラインビデオの視聴はほぼ同じになっている。ビデオを視聴するデバイスとして、モバイル端末の利用は少なく、1%程度でしかない。

また、映画を家庭で視聴する方法としては、1位がNetflixからディスクを借りる(42.6%)、2位が有料ストリーミング(31.7%)、3位がHuluの無料サービス(30.7%)、4位が店舗からのレンタル(23.3%)5位は友達から借りる(19.8%)であった。ケーブルTVのVODは12.9%で、9位であった。

Apple iTunesの裏をかくTW

Time Warnerは、Apple iTunesの裏をかくコンテンツ販売を始めている。通常、IPhone、iPad等のApple製のデバイス向けのコンテンツを売るにはiTunesストアを使う必要があるが、Time Warnerは、特定コンテンツ専用のアプリを提供し、それを使ったコンテンツ販売を始めている。TWは、「Dark Knight」、それに「Inception」のアプリを無料で提供し、予告編等のビデオを視聴可能にするだけでなく、アプリ自体からの映画の有料ダウンロードを可能にしている。これにより、TWはAppleのiTunesに頼ることなく、iTunesストアが確立されていない地域でもコンテンツを販売する事が出来る。アプリの中でコンテンツを売っても、Appleには30%のコミッションがあるので、Appleは反対をしていない。また、TWは最近、Facebookを使ったコンテンツ販売のテストも始めている。