IPhone、iPad等を第2の画面として、インタラクティブ機能を提供するアプリケーションは番組毎に提供されているが、NBCはそのネットワーク全体向けのセカンド・スクリーンのアプリケーション、NBC Liveを発表した。このアプリは、NBCが放送する番組に対して、クイズ、アンケート等を提供する。また、登録をする事で、番組に対するディスカッションに参加する事が出来る。
ブロードバンド普及率
DishがBlockbusterを買う
衛星TV事業者のDish Networkは2.28億ドルで、会社更生法の適用を受けているビデオレンタル事業者のBlockbusterを買収した。Dishはバーゲンで会社を買うのが上手な会社であり、今回もBlockbusterのブランド名を得た事は大きな価値だとの評価がある。しかし、Blockbusterのビデオレンタル事業は失速しており、これをDishが立て直す事が出来るかが疑問である。Blockbusterは米国最大のビデオレンタルチェーンで、2004年には全米で9,000以上の店舗を持っていた。しかし、Netflix等がもたらした市場の変化により、売り上げは急速に落ち、現在の店舗数は1,700に減っている。Dishは店舗数をさらに600以下に減らす予定である。
DishがBlockbusterの店舗事業を立て直そうとは考えていないことは確実である。また、Blockbusterの店舗を使う事で、Dishの衛星放送サービスの宣伝をする事も可能だが、600店舗ではその効果はそれほどの物にはならない。Dishが求めているのはBlockbusterのブランドと、そのストリーミングVODのサービスである。Blockbusterのストリーミングサービスは成功しているは言えないが、新たにそのインフラを構築するより、コストは安い。Dishが狙っているのはNetflixへの競合になる事と思われる。Netflixが提供するサービスは放送事業に近づいており、多チャンネルサービスの競合になり始めている。DishはBlockbusterの買収により、Netflixに対する競争を始めようとしていると考えられる。
ソープオペラ時代の終わり
ソープオペラ(昼メロ)はテレビ放送の開始と共に始まり、アメリカのテレビ業界に於いて重要なジャンルであった。しかし、働く主婦が増えることで、視聴者の減少が始まった。1991/92年のシーズンでは平均650万の視聴者があったのが、2009/10年シーズンでは130万に減っている。ABCは「All My Children」(1970年開始)と「One Life to Live」(1968年開始)を終了させる事を発表した。これにより、ABCのソープは「General Hospital」だけになる。CBSは「As the World Turns」(1956年開始)と「The Guiding Light」(ラジオから1937年に開始)をそれぞれ、2010年と2009年に終了させている。CBSのソープとしては「The Bold and the Beautiful」と「The Young and the Restless」が残っており、NBCのソープは「Days of Our Life」だけになっている。家電メーカーのHooversは、ABCが2つのソープをキャンセルした事の抗議に、ABCからCM時間を買うことを中止している。
Tru2wayの相互運用性イベント
CableLabsは3月28日から4月1日まで、Tru2wayの相互運用性のイベントをその本社で開催し、7社のケーブルTV事業者に加え、Cisco、Motorola、Samsung、Sony等の10のベンダーが参加した。イベントはTru2wayのアプリケーションとハードウェアの相互運用性のテストが目的で、Comcast、Time Warner Cable、CoxのIPGを使い、ケーブルTVのコンテンツをホームネットワークを使い、コネクテッドTV、ゲームコンソール、PC等のSTB以外のデバイスにケーブルTVの番組を送るアプリケーションがテストされた。IPGを転送プラットフォームにし、Tru2wayのSTBからDLNA対応のデバイスにDTCP-IPを使い、TV番組を送る事の実証が行われた。ホームネットワークには、イーサネット、MoCA、WiFiが使われた。また、携帯電話を使い、STBからDLNA対応デバイスにコンテンツを送ることをコントロールするアプリケーションもテストされた。Tru2wayはDLNAに対応しているので、既存のiOS、あるいはAndroid向けのDLNAアプリケーションを使う事で、スマートフォンをリモコンとして使う事が出来る。
Tru2wayは、CableCardと共に使うことで、STB不要のデジタルケーブル対応のTVを作る為に開発された。しかし、家電ベンダーの支持は弱く、デジタルケーブル対応TVは製品化されなかった。しかし、Tru2wayはケーブルTV向けSTBの共通プラットフォームとして開発は続いており、ケーブルTV事業者はこれをSTBのIP対応化のツールとして使い始めている。

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