DishとBlockbuster

DBS事業者のDish Networkは第3四半期に111,000の加入世帯を失った。これはアナリストの予想の80,000減を大きくと上回る物であった、これに対して、競合のDirecTVは過去7年間で最高の成長を見せている。

Dishは4月に買収したビデオレンタル事業者のBlockbusterを有効に使うことで、収入と加入者の増加を狙っている。タイミング良く、Netflixの失策があった事で、Blockbusterは上昇気流に乗っている。4月にDishがBlockbusterを買って以来、同社の収入は6.01億ドルで、330万ドルの利益を出している。DishはNetflixから離れるユーザをBlockbusterに引き付けようとしている。その1つとして、Blockbusterはその会員サービスのMovie Combo(店舗利用だけ)、あるいはTotal Access(郵便ベース)への新規会員に対してBlu-rayプレーヤを$49.99で販売する。Dishはすでに、その加入者向けに月額$10でDVDの郵便レンタルとストリーミングのパッケージを提供している。このMovie Passのユニークな点は、ストリーミング番組をインターネット対応のDish STBで受ける事が可能な事だ。加入者は、コネクテッドTV、あるいはRoku等のデバイスを使わずに、STBからBlockbusterのストリーミングにアクセスする事が出来る。

Comcast: サクラメントで100%デジタル化

Comcastはカリフォルニア州サクラメントのシステムを100%デジタル化した。ComcastはProject Calvaryと呼ばれている、デジタル化のプロジェクトを進めている。サクラメントではすでに28の基本チャンネルを除く、全チャンネルをデジタルで放送してきた。今回、Comcastは46,000台のDTA(Digital Terminal Adapter)を配り、残りの28チャンネルもデジタル移行をした。DTAは、双方向機能の無い低コストのSTBで、ComcastはMotorola、Cisco、Pace、TechnicolorのDTAをサクラメントでは使っている。

Comcast、TWCがVerizonと手を組む

Comcast、Time Warner Cable、それにBrighthouseはClearwireとの無線ブロードバンドの再販を中止し、Verizonのサービスを再販する。この契約の一環として、ケーブルTV3社は協同で保有する122のAWS(Advanced Wireless Service)帯域のライセンスをVerizonに36億ドルで売る。Comcast、Time Warner Cable、それにBrighthouseのジョイントベンチャー、SpectrumCoは2006年に20 MHzのAWSライセンスを24億ドルで落札した。この売却により、Comcastは23億ドル、TWCは11億ドルを得る。

Comcast、Time Warner Cable、それにBrighthouseはClearwireに16億ドル以上の投資があり、Clearwireの無線ブロードバンドを再販してきたが、この再販契約を中止する。Clearwireへの投資から手を引くかは発表されていない。

VerizonのXbox向けビデオサービス

VerizonはMicrosoftのXbox 360向けのFiOS TVのサービスを開始した。サービスは26のリニアチャンネルとVODで構成されている。提供されているリニアチャンネルはMTV、Nickelodeon、ESPNews、Food Channel、HBO、TBS等、通常のFiOS TVで提供されているチャンネルの一部。サービスは、FiOS TV加入者で、FiOSブロードバンドにも加入しており、さらにXbox LIVE Goldメンバーに対して無料で提供されてる。Verizonの通常のFiOSサービスはQAMで提供されているので、それをXbox 360からアクセスする事は出来ない。Xbox向けの「放送」はCablevision、Time Warner CableのiPad向けのサービスと同様にIPで別途配信されている。

多チャンネルとNetflixの利用者

NPD Groupが発表した調査によると、多チャンネルサービスへの加入者の27%はNetflixにも加入している。これらの加入者は、Netflixで十分に満足し、いずれかは多チャンネルをやめるリスクがあると考える事も出来る。しかし、Netflixの加入者数は約2400万であり、全世帯における加入率は20%程度となる。多チャンネル加入者とNetflixの両方に加入している率は、全体よりも高い事になる。Netflixに加入している人が多チャンネルサービスを辞めているのではなく、ビデオを見る人はより多くのビデオを見るために、多チャンネルサービスにも、Netflixにも加入している。多チャンネルユーザの46%は有料の映画、あるいはスポーツチャンネルにも加入し、さらに24%は、多チャンネル事業者のVOD(有料、あるいは無料)を使っている。

また、NetflixがHBO、Showtime等の有料チャンネルからの加入者を奪っている傾向もない。2007年からNetflixは大きく加入者を増やしている。その間、加入者数でトップのHBOは若干加入者を減らしているが、ほぼ横ばいである。ShowtimeとStarzは加入者を増やしている。