ArrisのマルチルームDVR

オハイオ州の小規模のケーブルTV事業者のBuckeye CableSystemはArris社のMoxi Gatewayを採用し、マルチルームDVRのソルーションを提供する。Buckeyeは、ArrisのMoxi Gatewayと、そのクライアントのMoxi Playerを採用する。Moxi Gatewayは6つのチューナを登載している。当然、Moxi Gatewayの価格は通常のDVRより高価だが、Moxi Playerが安いので、複数のSTBを導入する世帯向けにはコストは下がる。MoxiはDOCSIS 3.0に対応しており、Netflix等のインターネットビデオに対応させることも可能。Arrisは2009年にMoxiを買収している。ArrisのMoxiはWideOpenWest、BedBroadband、それにカナダのShaw Communicationsが採用をしている。

これまでSTBの市場はMotorolaとCiscoの独占であった。しかし、中小事業者がデジタル化を進めることで、情勢は変わり始めている。中小事業者にはMotorola、Ciscoとの深い関係は無く、コスト・パフォーマンス主体でソルーションを選ぶ傾向が強い。

Everywhereソルーション

Comcastの子会社で、インターネットビデオの配信プラットフォームを開発している、thePlatform社は、Empathy社との協力で中小ケーブルTV事業者向けのTV Everywhereのターンキーソルーションを提供する。EmpathyはTV Everywhere向けのインタフェースをブラウザーのプラグインとして提供しており、DirecTV、Cogeco Cable(カナダ)等が採用をしている。thePlatformは同社のmpxプラットフォームとEmpathyのユーザインタフェースを組み合わせ、加入者が1万から50万世帯程度のケーブルTV事業者が導入可能な低コストのTV Everywhereソルーションを提供する。このサービスの競合はSynacor社になる。Synacorは、中小ケーブルTV事業者向けに、TV Everywhereのソルーションを提供しており、Charter、WildOpenWest、CenturyLink等を顧客に持っている。

CiscoがNDSを買収

Ciscoはイギリスの会社で、STB向けミドルウェア、コンディショナルアクセス等のソフトウェアを開発しているNDSを50億ドルで買収する。同社のソルーションはDirecTV、Cablevisionが採用している。NDSはアメリカでもプロフェッショナルサービスを開始しており、そのクライアントとしてはComcast、Cox等がある。

Philipsがストリーミングプレーヤを発表

PhilipsはApple TV、Roku、Boxee等に競合するストリーミング・メディア・プレーヤのHMP7000を発表した。HMP7000はDLNAに対応しており、ホームネットワーク経由でPC等のデバイスからのコンテンツをTVで再生する事も出来る。製品は欧州だけでの販売で、価格は130ユーロ。

イギリス: ビデオ視聴

ComScore社の調査によると、イギリスのインターネット利用者の80%に相当する3420万人がインターネットビデオを視聴している。最も視聴者が多いのはGoogleサイトで、3990万のユニーク視聴者がいる。1月に視聴されたビデオ本数は84億本で、合計時間は588億分であった。イギリスにおけるインターネットビデオの視聴者数は過去6ヶ月間成長をしてないが、視聴されたビデオの本数は28%増え、時間は42%増えた。Googleサイトがストリームしたビデオの本数は1月で37億本で、時間としては159億分であった。Googleサイトの内、99.5%はYouTubeであった。2位は、Vevoで1170万の視聴者があった。3位はFacebookで。830万の視聴者であった。

別の調査では、イギリスの36%の視聴者はテレビ番組をその放送時には見ていない。My Voucher Codesが2000人以上の18歳以上を対象にして行った調査では、98%がテレビを持っていると答え、その36%は放送時に番組を見ることが多いかとの質問には「No」と答えた。その理由としては時間が無い(52%)が最も多く、72%は週末に見逃した番組をキャッチアップしている。キャッチアップの方法としては25%がiPlayer等のインターネット配信を使い、42%はDVRを使っていると答えた。