アメリカのデジタル放送規格団体のATSCは、リアルタイムでは無いコンテンツ配信の規格としてA/103を承認した。A/103は夜など帯域が空いている間にフェイルベースのコンテンツ配信を行う為の規格であり、TV向けへの配信だけでなく、モバイルDTVで行われている移動体への配信もカバーする。モバイルDTVのMobile500 Allianceに参加している局は、モバイル向けの放送を行うだけでなく、そのコンテンツをA/103規格でプッシュし、タブレット等に蓄積し、後に再生視聴するサービスを予定している。
Aereo訴訟
インターネットを使い、無断で地上波放送の再送信を行っているAereoに対する訴えで、ニューヨーク地域裁判所は、ネットワーク事業者の訴えの内の1つを無効とした。ネットワーク事業者は、Aereoの行為は著作権法に触れ、さらに不当な競争になるとして訴えていた。裁判所は、著作権への訴えが先取りをしているとし、不当競争の訴えを退けた。差し止め命令の審問は、5月30日に始まった。
FCC委員の就任
FCCの委員席は2つ空いていた。2001年5月から就任したマイクル・コップス(共和党)は2012年1月に辞任ている。2009年8月に就任したメリデス・アットウェル・べーカー(民主党)は2011年6月に辞任し、Comcastに就職した。この2席へ就任する委員が議会で承認された。マイクル・コップスに代わり民主党のジェシカ・ローゼンワーセル、メリデス・アットウェル・べーカーに代わり共和党のアジット・ヴァラダラジ・パイが就任した。
低いヒスパニック系広告のHD率
アメリカでは、ヒスパニック系はアメリカで人口が増えている人種であり、ヒスパニック系のチャンネルも多い。また、ヒスパニックにおけるHDTVの保有率も78%と全米平均の68%を上回っている。しかし、デジタル広告サービス会社のExtreme Reachによると、ヒスパニック系のTV広告に占めるHD広告の率は2012年第1四半期でたったの7%で、全体平均の22%を大きくと下回っている。HD広告の率が低い理由は、ヒスパニック系TV局での投資が遅れている為である。アメリカ全体の放送局の54%がHDの広告を受け付ける事が出来るのに足して、ヒスパニック系局で広告をHDで受ける事が出来るのは39%でしかない。
2011年のTV広告は719億ドル
Nielsen Advertisement &Audience Reportによると、2011年のTV広告市場は、718.8億ドルで、2011年の687.7億ドルから4.2%増えた。2011年の平均的なTV広告の長さは28.4秒であった。分野としては、自動車広告が最大で、102億ドルの規模で、2位のファーストフードの2倍近い規模であった。ブランドとしては、AT&Tのモバイルブロードバンドが11億ドルで、トップ。2位は、7.02億ドルのVerizonであった。
