VODのリーダーはケーブルTV

有料のトランザクション型VODはケーブルTV、衛星、IPTV、それにインターネットで提供されているが、調査会社のNPDによると、ケーブルTVのシェアが48%(2012年前半)で最も多い。成長が最も高いのはIPTV上のVODで、前年同期から25%の成長で、インターネット上でのVOD(iVOD)の15%を抜いている。事業者としてのトップはComcastで23%のシェアがある。2位はDirecTVの14%、3位はTime Warner Cableである。iVODで最もシェアが高いのは、AppleのiTunesで、全体で4位に入っている。iVODはまだテクノロジー好きの層での利用が主体のようで、25歳から44歳の男性層がiVODの利用者の44%を占めている。これに対して、ケーブルTVのVODにおける25歳から44歳の男性層の利用は21%である。

TWCとViacomがTV Everywhereで契約

Time Warner Cable(TWC)がタブレット向けの多チャンネルサービス再配信を始めた時、これに大きな反対をしたコンテンツ会社はViacomであった。その後、TWCとViacomは和解し、TWCは、Viacomが持つBET、Comedy Central、MTV、Nickelodeon、VH1をタブレットだけでなく、コンピュータ、それにスマートフォン向けに再配信(家庭内に限定)している。TWCとViacomは新たにTV Everywhereとして、Viacom系ネットワークが放送した番組をオンデマンドでウェブブラウザーから視聴する事を可能にした。視聴にはTWCでの登録IDがを入力し、認証を得る必要がある。

VerizonがActiveVideoとTiVoと和解

VerizonはActiveVideo、それにTiVoとのパテント訴訟で賠償金を支払うことで和解をした。ActiveVideoはVerizonが同社のインタラクティブTVのパテントを侵害したと訴えており、控訴裁判所は8月にActiveVideo主張を認め、Verizonに2.6億ドルの支払いを命じた。Verizonは$2.6億の賠償金に加え、公開されていない和解金をActiveVideoに支払うことで和解をした。また、それとほぼ同時にTiVoとのパテント訴訟でも和解をし、TiVoに対して$1億の現金、それに2018年までに四半期ごとに合計で$1.504億、それにライセンス料を支払う。

Dishの衛星ブロードバンドがスタート

Dish Networkは全米規模での衛星ブロードバンドサービス、dishNetを開始した。dishNetの通常速度は5 Mbps(下流)、1 Mbps(上流)で、利用上限10 GBのサービスをDishの衛星放送のAmerica’s Top 120の加入者に対して月額$40で提供している。Dishは10 Mbps/1 Mbps(利用限度20 GB)のサービスも提供しているが、これは全米では無い。アメリカでは約2000万の世帯が有線ぼブロードバンドサービスを受けられない地域におり、dishNetはこれら世帯を狙ったサービスである。

コネクテッドTVでのOTT-V視聴

調査会社のNPD Groupによると、インターネットで配信されているビデオを見るデバイスとして、インターネットに接続されたTVがメインだと答えた人は昨年の33%から45%に増えた。逆にPCがインターネットビデオを見るデバイスとしてはメインだと答えた人は48%から31%に減った。TVでインターネットビデオを見る方法として、ゲーム機を使うのが多いが、TV自体にインターネットビデオ機能があるコネクテッド/スマートTVの利用も増えている。NPDの調査では設置されているTVの12%はインターネット機能を内蔵している。