AT&TのDirecTV買収

ComcastのTime Warner Cable買収により、Comcastは殆どの全米主要都市で多チャンネルサービスとブロードバンドの提供が可能になる。通信事業者として、AT&T、Verizonの方がComcastよりも大きいが、固定網では営業地域が分かれている電話事業者では、Comcastの様に主要都市の殆どサービスを提供する事は出来ない。

多チャンネル事業者、それに通信事業者はいかにこの脅威に対応するかを考えなければならない。AT&Tの反応は素早く、DirecTVの買収計画を発表した。AT&TはDirecTVの買収に$485億を払い、さらにDirecTVの$186億の負債を引き継ぐので、実質は$671億の買収になる。

これにより、AT&Tが得るのは2025万世帯の加入者である。AT&TのUverse TVの加入者は546万世帯であるので、DirecTVを買収してもComcast/TWCの2900万世帯(400世帯を手放した後)を抜くことは出来ず、2位であるが、多チャンネルサービスを全米で提供する事が可能になる。しかし、AT&TのUverse TVはIPTVで、DirecTVは衛星放送であり、2つのプラットフォームを持つ事になる。

バーチャル・ヘッドエンド

WebTunerは新しいブロードバンドベースの多チャンネルサービスもモデルを考えている。IntelのOnCue、あるいはDISHが計画中のバーチャルケーブルTVのように第3者のブロードバンドサービスを使ったOTTではなく、ブロードバンド事業者に対して多チャンネル事業をターンキーで提供する「バーチャル・ヘッドエンド」である。WebTunerはリニアチャンネル、VODのサービスの提供に必要なプラットフォーム、UI等をクラウド上で提供する他、サービスの視聴に必要なインターネットSTBまですべてを提供する。ブロードバンド事業者はWebTunerと契約する事で、すぐに高度な多チャンネルサービスを提供する事が出来る。Comcastが中小ケーブルTV事業者に提供しているHITS(Headend-in-the-Sky)と似たようなコンセプトである。

視聴されているチャンネル数は17

多チャンネルサービスのおかげで、視聴可能なチャンネル数は膨大な数になっている。最も高価なパッケージに加入していれば300に近いチャンネルを得る事が出来る。Nielsenによると、2013年の世帯平均視聴可能チャンネル数は189チャンネルであった。しかし、視聴者が通常見ているチャンネル数は17

テレビ視聴の多い曜日は?

Nielsenの統計によるとプライムタイム時のテレビ視聴が最も多いのは日曜日で1.25億人の視聴がある。2位は月曜日で1.2億人であった。昔は、金曜日と木曜日に視聴者は多く、話題番組の多くはそのいずれかが多かったが、金曜日は視聴者が最も少ない曜日になっている。 プライムタイムのテレビ視聴者数

2015年期の視聴世帯は1.163億

Nielsenは2014年秋からスタートする2015年放送期の視聴率等の計算に使われるテレビ視聴世帯は1.163億と発表した。2014年期は1.156億世帯で、0.4%の増加になる。同社の推定では、これらの世帯には2.96億人の2歳以上の人が住んでいる。テレビ視聴世帯の定義は2014年期から