テレビネットワークはストリーミング事業者のNetflix、Amazon等には過去のシリーズを渡し、現シーズンの番組は自社(あるいはHulu)で配信するのが普通だが、CBSは夏の番組に限って、現シーズンからストリーミング事業者を使っている。CBSはUnder the Dome、それにExtantはAmazonと独占契約をしているが、新たに制作が決定したZooはNetflixと契約する。CBSは放送の4日後からストリーミングで公開をする。
CNNもTV Everywhereへ移行
ニュース専門のネットワークのCNNもそのストリーミングでの配信をTV Everywhereで行う事になり、新しいアプリの提供を開始した。これまでCNNは、そのビデオコンテンツを無料で広告付きで配信して来たが、新しいアプリ(それにウェブサイト)ではCNNとTV Everywhere契約をしている多チャンネルサービスへの加入の証明が必要になる。これまで通り、無料のビデオもあるが、放送番組のリアルタイムでの配信、それにドキュメンタリー番組のVODの視聴は多チャンネルサービス加入者への限定となる。また、インターネット配信専用のコンテンツもTV Everywhereでの配信となる。
ミュージックダウンロードが減少
ミュージック業界の配信も大きくと変化をしている。Nielsenの調査によるとCD、ダウンロード共に減少をしており、オンデマンドのストリーミングに移行をしている。同社によると、2014年前半の曲のダウンロードは13%減り、5.936億件になった。アルバム全体のダウンロードも11.6%減り、5360万件であった。CDの売上は19.9%の減少で、6290万枚になった。これに対し、音楽のオンデマンドでの配信は50.1%も増え、337億回であった。ミュージック・ビデオのオンデマンド配信は35.2%増え、366億回で、曲とビデオの合計では42%増え、703億回となった。
第2四半期の加入者数
第2四半期は多チャンネルサービス事業者、特にケーブルTV事業者にとっては、サービスからの脱退が多く厳しい時期である。クリスマスで新しいテレビを書い、ついでに多チャンネルサービスにも入り、4Qと1Qと加入者が増えて、その反動もあるが。しかし、大きな原因は大学が夏休み入る為である。夏休みなると学生は寮、あるいはアパートから出て、家に戻る。ケーブルTVのサービスは長期契約の必要がない。その為1年以内に解約の可能性がある人はケーブルTVに加入するので、第2四半期はケーブルTV事業者の加入者が減る。
昨年の4Q、そして今年の1Qと加入者を増やす事に成功したComcastも2Qの波を乗りこる事は出来なく、144,000世帯を失った。それでも昨年同期の165,000より減少は少なく、2008年以来、減少が最も少ない2Qになった。ComcastはX1の効果は高く、X1利用者におけるチャーンは既存世帯より25%低いだけでなく、VODの利用も高いと発表している。
Comcastが買収する予定のTime Warner Cableの加入者数は152,000世帯減った。減少数としてまだ多いが、前年同期の191,000世帯のロスより規模は減っている。
ケーブルTV事業者のロスが減っている分、加入者を奪ってきたVerizon、AT&Tの増加は減っている。VerizonのFiOS TVの加入者増加数は100,000世帯で、昨年の140,000から30%以上減っている。サービス地域を増やしていないVerizonに対して、地域拡張を行っているAT&Tの加入者数の増加は倍近く、190,000世帯であった。しかし、昨年の233,000より減少をしている。AT&T U-Verse TVへの加入者は590万世帯となり、Verizon FiOS TV世帯は541万となった。
AT&Tはまた、その高速ブロードバンドのGigaPowerを提供する地域として新たにサンアントニオ(テキサス州)、それにナッシュビル(テネシー州)を加えた。
DVR戦争(続き)
先月号で多チャンネルサービス事業者がDVRでの同時録画チャンネル数の数で戦っている事を書いた。VerizonのFiOS TVは6つのチャンネルを同時録画出来るDVRを2つ接続する事で、12チャンネル同時録画を可能にした。これに対してCablevisionはそのクラウドDVRのサービスで、15チャンネルを同時録画出来る様にした。だが、戦いは終わっていない。Comcastは早速、5チャンネル同時録画可能なX1を3台ネットワークする事で15チャンネル対応のサービスをニューヨーク、ボストン等で立ち上げた。VerizonもそのDVRを3台ネットワークする事を可能にし、18チャンネルにするのであろうか。
