EricssonがVODサーバーのFabrixを買う

Ericssonはイスラエル系の会社、Fabrixを$9500万で買収した。FabrixはTV事業者向けのVODサーバー、クラウドDVRサーバーを開発している会社で、販売拠点はニュージャージーだが、R&Dはイスラエルで行われている。EricssonはMicrosoftから購入したMediaroomプラットフォームをクラウド化したMediaFirstを発表しており、テレビ分野へ積極的になっている。EricssonはMediaFirstをSaaS(Software as a Service)として提供する計画であり、Fabrixの技術はそのサービスの一環として使われる物と思われる。

ActiveVideoがHBO Europeと契約

クラウドベースのマルチスクリーン配信ソリューションを提供しているActiveVideoはHBO Europeと契約し、欧州でのHBO GoをActiveVideoのCloud TVを使い提供をする。HBO Goは有料チャンネルのHBOのTV Everywhereで、HBOが放送権を持つ映画、そのオリジナルドラマをオンデマンドで提供するだけでなく、放送同時に再配信をしている。HBO Goの欧州でのサービスはActiveVideoの技術を使う事で、IP対応のデバイスだけでなく、QAMベース等の既存のSTBでも利用可能になる。欧州ではLiberty GlobalのUPC Hungary等がActiveVideoを使い、IP機能の無い既存のSTBからYouTube等のインターネットビデオの視聴を出来るようにしている。

Arrisが4K製品を発表

ArrisはHEVCをサポートした4K配信向けの製品を発表した。トランスコーダーのDRS-7400はHEVC、4Kp60の解像度をサポートする。SE-7400はシングルチャンネルの4Kエンコーダーでライブコンテンツの4Kp60での配信を可能にする。Arrisはまた、マルチスクリーン環境でMPEG-2、AVC、HEVCのエンコード、トランスコードを行うME-7000も発表した。この他、ArrisはIPTV向けのSTBとして、VIP4000とVIP5000シリーズも発表した。VIP4000はHEVCをサポートする、1080p60向けの製品。VIP5000は4K対応のSTB。

スマートホームの話題

  • AT&Tはそのスマートホーム・プラットフォームのDigital Lifeをスペインの通信事業者のTelefonicaにライセンス提供する事を発表した。Telefonicaは欧州でDigital Lifeをベースにしたスマートホームのテストサービスを3ヶ月から6ヶ月間かけて行う。AT&TはDigital Lifeのサービスを2013年に開始し、現在15都市で提供されている。
  • スマートホーム・ネットワークの規格、ZigBeeはそのリモコン向けの規格、ZigBee Remote Control 2.0を発表した。新しい規格ではスマートホームのデバイスに加え、テレビ、STB等の操作も可能にし、1つのリモコンでAV製品、それに空調、照明等の様々な製品のコントロールを操作する事が出来る。
  • DISH Networkの子会社で、Hopper等のSTBの開発を行っているEchoStar社はスマートホーム、ホームセキュリティ製品の提供を行う。製品はDISH等の事業者経由で販売される物と思われるが、DISHからはスマートホームサービス提供の発表はされていない。

iSTB市場の競争とApple TV

Steve Jobsは、この製品はAppleに取り、趣味だと言った。確かに、iPod、iPhone等と比較するとApple TVの売上は少ない。しかし、Netflixの成功、そして映像コンテンツのデジタル配信の増加により、IPベースのストリーミングSTB(iSTB)の市場は増えている。Strategy Analyticsは2014年における世界でのiSTB出荷台数は3600万台、HIS Technologyは5000万台との予測をしている。

Apple TVはiSTB市場のパイオニアであり、トップシェアであった。Strategy Analyticsによると2012年の世界でのiSTBの出荷台数は1500万台で、Apple TVのシェアは38%であった。アメリカにおいては、Apple TVとRokuがこれまで市場の殆どを占めていた。