Huluの反撃

売却が中止になり、CEOのJason Kilarが去ってから明確な戦略が見えていなかったHuluがだが、ここ数ヶ月で急速な動きを見せている。積極的にコンテンツ契約を行っており、Time WarnerのTurner Broadcasting System(TBS)と契約し、TBSとTNT(Turner Network Television)の番組を得た他、TBS系のCartoon Network、Adult Swimの番組の独占配信権を得た。さらにAMCとも契約し、「Walking Dead」等の同ネットワークの番組に加え、同じ系列のBBC America、Sundance TV、IFC、それにWE tvの番組も得た。また、Sony Television Picturesとは同社の1995年から12シーズン続いたヒットコメディー「Seinfeld」の全180話を1.26億で得た。Netflixも配信権の交渉をしていたが、値段が高過ぎるとして昨年に交渉から降りている。

Huluの有料加入者数は900万人に増えている。また、サービス名のHulu Plusをやめて、Huluのブランドに統一する事も発表している。これは、Huluのサービスが無料から有料サービス重視に変わっている事を表している。

Huluはそのサービスを多チャンネルサービス経由で提供する事も開始し、Cablevision、Armstrong、Atlantic Broadband、Mediacom Communications、Midcontinent、OpenWideWestと契約した。これらの事業者はハイブリッドSTBでHuluのサービスを視聴可能にする。

VerizonのモバイルOTT

Verizonが夏にサービス開始を予定しているモバイル向けOTTサービスにCBS Sports、ESPN等のスポーツコンテンツが加わった。Verizonは20~30のチャンネルを予定しており、AwesomenessTVとDreamWorks TVとの契約が発表されていた。VerizonのモバイルOTTサービスの価格はまだ発表されていない。

Watchupニュースアプリ

ニュースビデオアプリのWatchupがTribune、Meredith、Scripps等の放送局会社と契約し、アトランタ、デンバー、クリーブランド、デトロイト、バルチモア等の地域のローカルニュースを加えた。Watchupは利用者が指定したジャンルのニュースを連続再生するアプリでFox News、CNN、CNET、PBS、The Washington Post、The Wall Street Journal等、100以上のニュースソースと契約をしている。WatchupのアプリはiOS、Android、Xbox、Fire TV等向けに提供されてる。

YouTubeの有料サービス

YouTubeはそのチャンネルパートナーに対して、有料サービスを開始するとの通知をした。有料サービスの料金は未定だが、月額$10程度になる予定。有料サービスのビデオは広告無しで配信される。YouTubeはチャンネルパートナーに対して、このサービスに参加するかの返事を6月15日までにする事を求めている。

Amazonが4K HDRをサポート

AmazonのPrime Instant VideoもNetflixに続き、4Kコンテンツの提供を始めているが、新たに2015年中にアメリカ、イギリス、ドイツの3カ国でHDR(High Dynamic Range)で制作されたビデオの提供を開始する。HDR対応のテレビは2015年のCESで発表され、出荷が始まっている。