DISHの新製品

CESで展示をしている唯一の多チャンネルサービス事業者のDISH NetworkはHopper 3と呼ばれる4K対応の最新のDVRを発表した。Hopper 3は16チューナ内蔵のDVRで、16の異なるチャンネルを同時録画する事が可能で、同時に6台の子機(Joey)をサポートする事が出来る(自機を含め、7台のテレビをサポート)。OTTにも対応しており、Netflix、YouTube等のアプリを搭載している。Hopper 3は「Sport Bar」モードと呼ばれる機能を持ち、HD、あるいは4Kテレビに4つのチャンネルを同時に表示可能出来る。

DISHはHopperの子機のJoeyの4K版も発表した他、そのブロードバンドを使ったオンデマンドサービスでSonyの4K映画等の配信を開始した。Hopper 3と4K JoeyはNetflixの4K配信にも対応している。

DISHはまた、HopperGoと言う小型のストーレッジも発表した。Hopperで録画した番組をHopperGoにコピーし、屋外で視聴する事を可能にする。Hopper GoはWiFiで当時の6台のモバイル端末をサポートする事が出来る64GBで約100時間のコンテンツを保存出来るHopperGoは$99で第1四半期末に市販になる。HopperGoは4Kには対応していない

CoxはMeTVを中止

Coxは若者向けのOTTサービス、Flare MeTVの計画を中止した事を発表した。VerizonのGo90、ComcastのWatchableと同様な狙いで、モバイル視聴を対象にしたサービスの計画であったが、特徴のあるコンテンツは無く、さらに、有料ではないが、広告も無いと言う不明瞭なビジネスモデルであり、成功は疑問視されていた。

DirecTVがAT&Tスマートホームに対応

AT&Tは同社が買収したDirecTVの加入者に対してもスマートホームサービスのDigital Lifeの提供を開始した。サービスの提供はAT&TがDigital Lifeをオファーしている地域に限定されるが、DirecTVのGenie STBからでもDigital Lifeサービスの管理を可能になっている。AT&TはDigital Lifeの管理アプリを音声で利用可能にするテストを開始する事も発表した。

Netflixが130カ国に進出

Netflixは2016年中にロシア、東欧、アジアに進出すると予想されていたが、1ヶ国毎の参入では無く、まとめて130ヶ国への進出を行った。これより、Netflixがサービスを行っている国は190ヶ国になった。進出先には中国、北朝鮮、シリア、クレミアが含まれていない。中国へはNetflixが単独では参入出来ず、他の国には参入が規制されている。この参入の為に既存の17ヶ国語のサポートに加え、新たにアラビア語、韓国語、簡体字中国語、繁体字中国語が加わった。しかし、対応されていない言語は数多くあり、また、視聴可能なコンテンツはNetflixが世界的な配信権を持つ物に限られ、各国のローカルコンテンツは殆ど無い。世界の殆どの国でNetflixの利用は可能になったが、多くの国ではその国の言語、番組は無い。また、すべてのNetflixオリジナルが見られる訳でもない。Netflixの初期のオリジナルのHouse of Cardsの1シーズン目等の様に海外での配信権を手放している物がある。また、共同制作の番組でもNetflixには限定された国での配信権しか無いものもある。また、Netflixがサービスを始めても、見ることの出来ない国もある。ケニアはNetflixは国家のモラル価値とセキュリティーを侵害するとして視聴不可能にする事を検討している。インドネシアの国営通信事業者のPT Telekomunikasi IndonesiaはNetflixは同国で事業する許可を得ていないとし、アクセスをブロックしている。

Netflixは130カ国への進出と共にVPN、あるいはプロキシ経由のアクセスを不可能にし始めている。これまで、アメリカでのNetflix加入者であれば、VPNあるいプロキシ経由でNetflixへ海外からのアクセスは可能であった。Netflixへのアクセスが可能なサービスである事を売り物にしているISPもある。NetflixはNetflixへのアクセスを可能にしているVPNとプロキシをブラックリスト化している。しかし、それは事業者は新たなIPポイントを得ることも可能であり、簡単な解決方法は無い。

Netflixの加入者数は第4四半期に560万人増え、7500万人を超えた。アメリカ国内の加入者は4470万に達した(無料期間中の加入者含む)。海外の加入者は大きな成長をしているが、国内加入者の増加は減っている。国内の加入者数は飽和点に近づいており、成長率は減って行く。

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Netflix

Sling TV、Playstation Vueへの競合

AT&Tに最近買収されたDirecTVの設立メンバーの一人であったRobert Kostenskyが始めたVidgoはDISHのSling TV、SonyのPlayStation Vueに競合するOTTベースの多チャンネルサービスをニュヨーク、ロサンゼルス、アトランタ等の15都市で1ヶ月後に開始しようとしている。Vidgoのサービスの詳細は不明だが、PlayStation Vueと同様に地上波の再送信を含む様であり、価格もPlayStation Vueに近い物になると思われる。