ホームビデオ市場は1%増

ディスク、あるいは電子媒体でのビデオ・エンターテイメント市場(放送を除く)は2014年から2015年で0.94%の増加をしたとDEG(Digital Entertainment Group)が発表した。最も成長が多いのはSVODで24.94%の成長をした(他のサービスに含まれたSVODは対象にならないので、Amazon Prime Instant Videoは含まれない)。デジタル全体では16.4%の成長があったが、物理媒体(ディスク)の低迷で市場全体が減少していたが、2015年は1%でもプラスであった。

しかし、2005年のホームビデオ市場は$217億であったので、その時点からは31%の減少をしている。2005年から2010年は多チャンネルサービスが大きくと成長し、ホームビデオ市場を縮小させた。また、物理媒体から電子媒体に移行する事で単価が下がった事、それに利用形態が購入からサブスクリプションモデルへと変わった事も市場規模の減少の理由になっている。

アメリカのホームビデオ市場

($Million) 2014年 2015年 増減率
物理媒体 10,257.32 9,170.86 -10.59%
販売 6,934.81 6,100.50 -12.03%
店舗レンタル 692.59 619.03 -10.62%
サブスクリプション 793.11 667.06 -15.89%
キオスク・レンタル 1,836.81 1,784.27 -2.86%
電子媒体 7,648.66 8,902.99 16.40%
販売 1,600.98 1,890.76 18.10%
VOD 1,981.39 1,931.68 -2.51%
サブスクリプション 4,066.29 5,080.55 24.94%
合計 17,905.98 18,073.85 0.94%
映画興行収入 $10.44B $10.66B 2.10%

DEG

アメリカの音楽市場

Nielsenが発表した統計によると2015年のアルバム消費(物理媒体+デジタル+ストリーミング、単体トラックは10トラックで1アルバムと計算)は前年度から15.2%の成長をした。物理媒体での販売、デジタル販売共に減少をしているが、ストリーミングが増えている。

アメリカのアルバム消費枚数(2015年)

(百万枚) 枚数/ストリーム数 増減率
物理媒体 137.5 -9.34%
  CD 125.6 -10.8%
  LP(アナログ) 11.9 29.8%
物理媒体販売チャンネル    
  チェーン店 28.7 -7.5%
  独立店 17.3 -5.0%
  大店舗 51.2 -18.6%
  インターネット、その他 40.9 6.2%
デジタル 411.3 26.0%
  販売 103.3 -2.9%
  ストリーミング 308.0(相当) 55.32
アルバム消費全体 549.4 15.2%

Nielsen

元Aereoのブロードバンドサービス

契約なしで地上波の再送信をインターネットで行い地上波ネットワークを敵にしたAereo設立者のChet Kanojiaは、今後はケーブルTV事業者を敵に回そうとしている。同氏は、Starryと呼ばれる会社を設立し、固定無線ブロードバンドサービスを開始する計画を発表した。Starryサービスは通信媒体にはミリ波を使い、最大1 Gbpsの速度に対応する。サービスは既存のケーブルTV事業者、あるいは通信事業者のブロードバンドより安くなると発表されているが、サービス価格は発表になっていない。サービスのテストは夏にボストンで開始される。サービスの提供はまだ先だが、StarryはStarry Stationと呼ばれる$350のインテリジェントなWiFiルーター販売をしている。

Netflixの視聴者数

放送と同じ基準でオンデマンド配信を測ることは無意味だとして、Netflixはその番組の視聴者数は公開していない。しかし、NBC UniversalはSymphony Advanced Media社の統計をベースにした統計だとして、Netflixのオリジナル番組の視聴者数を発表した。それによると最近公開になった「Jessica Jones」の視聴者数は35日間で480万人、「Master of None」は390万人、「Narcos」は320万人であり、「Orange is the New Black」は64.4万人でしか無かったと発表した。Symphonyの統計は15,000のモバイル端末利用者をベースにしている。NetflixのChief Content OfficeのTed Sarandosは、Netflixのコンテンツの80%はTVで視聴させており、モバイル端末をベースにしたNBCUのデータは驚くほどに不正確であるとコメントしている。

Amazon Primeの加入者数

Netflixの視聴者数と同様に公開されていないが、知りたい数字はAmazonのPrime Instant Videoの利用者数である。AmazonはPrime会員数を公開した事は無い。同社のFire Tablet等の製品に期間限定で提供されており、無料会員も多いので、公開されても実際に何人が本当にPrime Instant Videoの利用者であるかは分からない。Amazonの最新の経理報告には、Prime Videoの利用者は1年前より2倍に増えたと書いてある。Consumer Intelligence Research PartnersはPrime会員数は5400万人と推定している。同社は昨年同期の会員数は4000万と推定したので、2倍にはならない。しかし、Amazon2倍に増えたと報告しているのはPrime Videoの利用者数で、Prime会員全体ではない。