DisneyもApple TVの検索APIを採用

DisneyはApple TVが提供する検索APIの採用をした。これにより、DisneyのWatch ABC、Disney Channel、Disney Jr.、Disney XDのアプリが提供するビデオコンテンツをSiriを使った音声検索で探す事が可能になる。例えば、ABCの「Modern Family」を検索するとWatch ABC、Hulu、iTunes、Netflixからの検索結果が表示される。現在、iTunes、Netflix、Hulu、HBO Now, PBS、Showtime、Fox Now、National Graphics等Apple TVの検索APIを採用している。

Zeebox/Beamlyが売られる

数年前、セカンドスクリーンが大きな話題であった。テレビを見ている人達の多くはスマートフォンを一緒に使っている。これを一緒にすれば大きな相乗効果が得られるはずである。さまざまなアプリが登場したが、成功しなかった。テレビを見ながらスマートフォンを使う人は多いが、必ずしも番組と関連がある事でスマートフォンを使っているのでは無い。テレビ番組に関するコメントを投稿するのであれば、Tweeter、あるいはFacebookの方が汎用性がある。

セカンドスクリーンで最も注目されていたのは、BSkyB、Comcast、NBCUniversal、Viacomからの投資を受けたZeeboxである。Zeeboxは2011年にイギリスでサービス開始し、アメリカでの展開は2012年に始まった。しかし、利用者は増えず、2014年にZeeboxはBeamlyとリブランドした。Beamlyは放送と同時に使うセカンドスクリーンでは無く、テレビ番組をフォローする為のアプリに変わったが、成功はしなかった。2015年10月にBeamlyは化粧品会社のCotyが買収した。CotyはBeamlyを同社のデジタルマーケティングに使うと語っている。

VizioがTVにChromecast機能を内蔵

VizioはGoogleのChromecastを内蔵したテレビを開発している。ChromeCast対応にする事でこれまでのスマートTVの様にテレビ自体には新たなUIを加える必要無くなる。新しい操作を覚える必要は無く、利用者は使い慣れたスマートフォン、あるいはタブレットを使ってテレビでOTTコンテンツを見る事が出来る。しかし、モバイル端末を持っていない人のために、Chromecast内蔵のテレビに「リモコン」としてタブレット端末をバンドルする事も検討している。

CES 2016

CTA(Consumer Technology Association)の発表では2016年のCES(正式には今年からInternational CESに名前が変わっている)への参加者数は17万人以上で、出展会社は3,800社以上であった。1967年の第1回CESの参加者数は17,500人、出展者は100社であったので、参加者数は10倍、出展者数は38倍に増えた事になる。ラスベガス市の人口は62万人なので、CESの期間中は人口が27%増えている。それは当然大きな問題を起こす。昨年のCES参加者は176,676人で、交通を含めて様々な問題があった。CTAは今年の参加者数は同じ規模に限定すると約束をし、その通りに参加者数は増えていない。しかし、昨年の出展者数は3,631社であったので、今年は200社増えた事になるので、ラスベガスに来た人は増えている。新たな出展者殆どはSands会場のベンチャー向けのEureka Parkで、数十社規模から数百社規模に増えた。

今年のCESはトレンドが読みづらいイベンドであった。出展者数が大きくと増え、会場面積も増え、どこにフォーカスするべきかが分かりづらくなった。さらにトレンド作りをするはずの大手ベンダーがリスクヘッジした事で、さらに2016年の家電のメッセージが混乱した。大手ベンダーは大きなトレンドにフォーカスしてそれが外れるリスクを避けた為、何をアピールしたたいのかが伝わりにくくなっていた。

Netflixのレコメンデーションへの投資

なぜ、Netflixは順調に加入者を伸ばしているのに多チャンネルサービスは加入者を失っているのか。様々な理由があるが、Digitalsmiths(TiVo子会社のビデオ検索の会社)はその白書(http://www.digitalsmiths.com/ott-pay-tv-war-web/)で、Netflixはレコメンデーションに多チャンネルサービスの20倍の費用を使っている事が大きな理由の1つだと指摘している。

Digitalsmithsの白書によると多チャンネルサービスの視聴時間は1日平均50分以下に減っているのに対して、OTTの視聴は2011年の22分から2015年には28分に増えている。

多チャンネルサービスは提供するチャンネル数を増やしても、いかに視聴者に新しいコンテンツを発見させるかには無関心である。これに対してNetflixはいかに番組を見つけさせるかに大きな努力をしている。NetflixのChief Product OfficeのNeil Huntは利用者がNetflixのポータルに入ってから興味を持つ番組を30秒から90秒で見つけられないと視聴者を失い、その最大90秒の時間が「真実の時間」だと語っている。