ケーブルTV事業者のCharter Communicationsは地上波再送信、それにESPN、Fox Sports等のスポーツチャンネル、USA Network、TNT、TBS等のスポーツを含む総合チャンネルの無い90チャンネルの「スキニー」パッケージを$40で提供開始した。このSpectrum Value TVパッケージはブロードバンドで提供され、Roku、Apple TV、Xumo、Samsung等のCTVで視聴出来る。同時に45のスペイン語チャンネルで構成されるSpectrum TV Stream Latinoも$25で提供開始になった。このパッケージが可能になったのは昨年のCharterとDisneyとの再送信契約で、Disney系チャンネルをアンバンドル出来るようになったからで、Spectrum Value TVにはESPNは無いが、同じDisney系のDisney Channel、FX等はある。Warner Bros. Discovery系ではDiscovery Channel等のDiscovery系はあるが、TBS、TNT等のTurner系は無い。NBCUniversalはアンバンドルをしていないので、USA Networkだけで無く、全NBCU系チャンネルがない。
ComcastがNOWブランドを提供開始
Comcastが持つSkyは欧州で、ストリーミングベースの多チャンネルサービスのNOWを提供しているが、アメリカでもNOWブランドのプリペイド・サービスを開始した。NOWブランドのサービスは1つある。
- NOW Internet: プリペイドのインターネットサービスで、100 Mbpsは月$30、200 Mbpsは月$45。どちらもデータ量は無制限で、WiFiゲートウェイを含む。
- NOW Mobile: 月$25のデータ無制限のモバイルサービス。
- NOW TV: 月$20で50チャンネル以上の多チャンネルとFASTのチャンネル、それにPeacockが含まれるストリーミング・ビデオのサービス。NOW TVは昨年に開始されている。
- NOW WiFi Pass: 月$20のWiFIホットスポットのサービス。
AT&TのFWA加入者が20万超える
AT&Tの固定無線アクセス(FWA)でのブロードバンドサービスのInternet AirはQ4から11万4アカウントを加え、20万を超えた。AT&TはInternet Airを95地域で、月額$55(AT&Tモバイルサービス加入者は$35)で提供している。AT&TのFWA加入者は増えているが、先にサービスを提供してきたT-MobileとVerizonのFWA加入者の成長は鈍っている。T-MobileのFWAへの加入者増加は前期の54万から40万に減り、Verizonは39万から36万に減っている。加入者数はT-Mobileが518万、Verizonが343万になっている。
Amazon Prime Video視聴者は2億人
Amazon Prime Videoの加入者数は発表されていないが、CEOのアンディ・ジャシー氏は月間視聴者数は2億人だと公開した。視聴者数とアカウント数を比較することは出来ないが、Netflixの世界での加入者数は2.7億人(2024年Q1)で、Hotstarを含めたDisney+は1.5億人(2023年Q4)である。Amazon Prime Videoの広告は「強いスタート」をしており、Prime Videoは単独でも大きな、収益のあるに事業になれるとも語った。
Netflixは加入者数発表を止める
Netflixは2024年を最後に加入者数、それにARPU(NetflixはAverage Revenue Per Memberと呼んでいる)の発表を止めることを発表した。加入者数のマイルストーン達成は発表するが、四半期毎の発表はなくなる。サブスクリプション・サービスの成長を知るには加入者数が重要であるが、サービスが成熟し、さらに広告が加わるとエンゲージメントがより重要になる。Netflixは2025年以後はエンゲージメントの数字としてサービス利用時間を発表していく。NetflixのQ1のUSとカナダでの加入者数は253万人増え、8266万になり、世界では932万人増え、2.69億人となった。
また、別のNetflix関連の話題で、広告データを提供する会社としてこれまでのパートナーのNielsen、EDO、Integral Ad Science、それにDoubleVerity に加え、新たにKantar、Cint、それにNCSolutionsと契約した。
