SonyがFASTチャンネル開始

Sony Pictures Entertainment(SPE)は欧州でSony Oneと呼ばれるFASTチャンネルの提供を開始した。Sony Oneは開始時点で、Sony One Comedy、Sony One Thriller等の54チャンネルがあり、欧州のSamba TV Plus、LG Channels、それにTiVo+にチャンネルを提供する。チャンネルはSPEが欧州での配信権利を持つ古いテレビ番組が主体で、アメリカでは提供されない。

Sinclairが生成AIでスペイン語化

地上波局所有会社のSinclairが持つテニス専門チャンネルのTennis Channelは生成AIを使い、オリジナル番組の「Petko Unlimited」のスペイン語化を行う。番組ではAIを利用していることを明確にし、ウェブページで詳細を説明する。Petko Unlimitedは元テニス選手のアンドレア・ペトコビッチのトーク番組で、多チャンネルサービスで放送されている。

AmazonがWNBAとの契約を延長

Amazon Prime Videoは女子プロ・バスケットボール・リーグのWNBAとの配信契約を2年延長した。Amazon Prime Videoは2024年と2025年シーズンのそれぞれ21試合を独占で配信する。試合は20のシーズン戦とチャンピオンシップが含まれ、アメリカ以外、日本、中国、UK、イタリア、スペイン、フランス、ドイツの権利が含まれる。WNBAの視聴は成長しており、平均視聴者数は2021年の30.6万人から2023年は50.5万人に増えている。WNBAの試合はAmazon Prime Video以外にESPN、CBS、それにIONが放送権を得ている。

IONは女子スポーツに注力

女子スポーツの視聴が増えている。March Madnessとも呼ばれるバスケットボールの大学選手権大会では、女子のチャンピオンシップゲームの視聴者は1890万人で、男子チャンピオンシップゲームの1480万人を抜いた。地上波局所有会社のE. W. Scrippsが持つ地上波ネットワークのIONは女子スポーツに力を入れおり、プロバスケットボール・リーグのWNBAとプロサッカー・リーグのNWSLと契約をした。WNBAとは2023年シーズンから契約をしているが、2024年からは毎週、金曜日の試合を放送する他、毎週、WNBA専門のニュース番組を放送する。NWSLは3月に開始した今年のシーズンからで、50試合を放送する他に、WNBA同様に専門のニュース番組もスタートさせている。

5G放送のアライアンスが誕生

昨年夏にボストンの低出力局のWWOOと5G放送のテストを行ったXGN Network、LPTV団体のLPTV Broadcasters Association(LPTVBA)等が5G放送の促進を目的としたアライアンスの5G Broadcast Collective(5GBC)を設立した。ATSC 3.0のアプリケーションの1つにIPでのデータキャスティングがあり、LPTV局が関心を示している。フル出力局とは違い、LPTVにはATSC 1.0でのサイマルキャストの義務がないので、すぐにATSC 3.0に移行し、データキャスティングを開始することが出来る。しかし、LPTVBA会長のフランク・コップサイダス等はATSC 3.0より、普及している5G規格を使った方が移行コストが低く、スマートフォン等の対応も容易だと考えている。5GBCにはLPTV放送会社のMilachi MediaとHC2 Broadcasting、それにQualcomm、SpectraRep等も参加している。