CrackleがVRに対応

SonyのAVOD(Ad-VOD)サービスのCrackleはGoogle Cardboard、Gear VR、Playstation VRに対応し、その全コンテンツをVRディスプレイから視聴を可能にした。Crackleはそのストップモーション・アニメーションのSuperMansionのVR版などのオリジナルVRコンテンツの制作もする。殆どのコンテンツは既存のものであるが、VRのアプリで視聴した場合、VR向けに制作した広告が挿入出来る。最初のCrackleのVR広告とはLGの新しいスマートフォンのG5とG5向けの360°カメラ、VRディスプレイ等のオプション製品になる。

Crackleはまた、Crackleのオリジナル番組に対して1つの広告主が1シーズンの全話(10エピソード)の枠を買えるようにした。オリジナル番組の広告枠は5つの広告主に販売され、広告主はエピソードにより異なる広告を挿入し、連続したストーリーのある広告を提供する事が出来る。

FullscreenがSVODを開始

YouTubeのMCN(Multichannel Network)としてスタートしたFullscreenが4月に月額$5のSVODサービスを開始した。Fullscreenの対象視聴者は13歳から30歳で、サービスはスマートフォンでの視聴がベースになるが、Google Castにも対応している。開始時点では約800時間のビデオが提供される。FullscreenにはAT&TとChernin GroupのJVのOtter Groupが投資をしており、Fullscreen SVODの販売はAT&Tが主に行い、そのスマートフォン加入者だけでなく、U-verse TVとDirecTVの加入者にも宣伝をする。Fullscreenは75,000人のクリエーターと契約し、YouTube 上で8億人の視聴者を持っている。

StarzもやっとSVODを開始

有料チャンネルのStarzがSVODサービスを月額$9で開始した。開始時点で2400本のStarzのオリジナル番組、それにStarzに配信権がある映画が提供される。Starzの配信権がある映画には「Star Wars: The Force Awakens」が含まれる(配信時期は年内だが未定)。アプリはiOS、Android、Apple TVが公開されている。StarzはNetflixの初期に配信契約を行い、独自のサービスをテストする等オンライン配信では先駆者であった。しかし、Netflixとの契約はNetflixを助けただけで、失敗であったと公表し、その後、HBOとShowtimeが独自のSVODを始めた。StarzはAmazon Prime Videoの有料チャンネルパートナーとしてサービスを提供していたが、やっと自社のSVODを始めた。

BeamrがVanguard Videoを買収

独自の新たなエンコーディング技術を開発しているBeamrはHEVC、H.264等のエンコーダーで知られるVanguard Videoを買収した。VanguardのエンコーダーはMicrosoft、Netflix、Imagine Communications等が採用している。OTTサービスの提供にエンコーダーは不可欠で、多くの新しい会社が登場したが、主要な会社は他のソリューション提供者に買収されている。Amazon Web ServiceはElemental、IBMはHarmonic、そしてEricsonはEnvivoを買収している。

RoviがTiVoを買収

ビデオコンテンツのメタデータ、コンテンツディスカバリー等の技術を提供しているRoviはDVRとメタデータで知られるTiVoを$11億で買収した。売上規模は$30億ドルになる新会社はTiVoの社名になり、RoviのTom CarsonがCEOになる。Roviはコンテンツプロテクション技術を提供するMacrovisionとして設立され、2008年にGemstar-TV Guideを買収し、Roviと社名を変更した。その後、コンテンツレコメンデーションのMediaUnbound、アナリティクスのIntegral Reach、それにストリーミングプレーヤのFanhattan等を買収している。Roviは買収等で多くのパテント資産を持っており、多くの会社を訴えてきた。TiVoのそのパテント保護には積極的な会社で、製品、サービス面以外にも共通点がある。