NBCとDishが和解

Dish NetworkがHopper STBで提供している自動広告スキップ機能のAuto Hopを違法として訴えていた件で、NBCはDishと和解した事を発表した。Dishは放送から7日間の間はNBCの番組に対してはAuto Hopは提供しない。NBCとDishはまた、再送信契約の更新も行った事を発表した。DishはAuto Hopの機能を解除する事を条件に再送信契約を有利に進めて来た。2014年にはABC、CBSとの再送信契約時にそれぞれの番組でのAuto Hopの機能解除をし、今年の2月にはFoxとの和解をし、残っているのはNBCだけであった。

ビデオトラフィックの増加

Ciscoの最新のVisual Networking Indexによると、インターネット上のビデオトラフィックは2015年から2020年には4倍に増え、ビデオが占める割合は2015年の63%から2010年には79%になる。2010年のビデオトラフィックは月間平均で3兆分となり、毎秒に100万分のビデオが流れることになる。ビデオにおけるHD、それに4Kが占める割合は2015年の53%から82%に増える。Ciscoはまた、VRのトラフィックは2015年から2020年には61倍になると予想している。

また、SandvineのGlobal Internet Phenomenaレポート(https://goo.gl/jE8EyW)によるとAmazon PrimeがNetflix、YouTubeに続き、北米におけるインターネット・トラフィックの第3位になった。Amazon Prime Videoは3月で固定インターネットの4.26%を占めた。昨年同期では1.97%であった。1位のNetflixのトラフィックは65.35%で、前年の67.35%より若干の減少があった。2位のYouTubeは17.53%で、昨年の15.56%より増えた。Huluは2.68%(昨年は1.91%)で6位であった。SandvineはNetflixの トラフィックが減った理由は同社がコンプレッションの効率を高めた為だと評価している。

YouTube Redの新たなオリジナル番組

月額$10のYouTube Redはその最初のオリジナル番組、「Scare PewDiePie」は大きな成功で、ドラマ、コメディー、ドキュメンタリー等のオリジナル番組の制作を発注した事を発表した。その1つの「Step Up」は劇場で$6.5億ドルの収入を得た同名の映画シリーズをベースにしたテレビ番組でLionsgateが制作する。その他に5つのオリジナル番組が制作される。

別のYouTubeのニュースで、同社はそのモバイルアプリでPeriscope、Facebook Liveの様なライブ配信機能を追加する。機能はYouTubeアプリに融合され、新たなアプリを必要としない。

Amazon Streaming Partnerへの挑戦

SVODサービスの加入率は50%を超え、加入者の40%以上は複数のSVODを利用している。これにより、Netflixの様な映画とTV番組を主体にしたサービスに加え、よりニッチな分野のSVODサービスが立ち上がっている。いかにこれらのサービスを販売して行くかが問題であり、AmazonはそのソリューションとしてStreaming Partnerを始めている。AT&TとChernin Groupが持つOtter Mediaが持つ会社の1つであるEllationはVRVと呼ばれるニッチなSVODを提供するサービスを準備しており、アニメ専門のCrunchyroll、コメディー専門のNBC Seeso等が参加を予定している。CrunchyrollはOtter Mediaの会社の1つで、アニメとアジアドラマを中心にしたSVODサービスで750,000人以上の加入者を持っている。VRVはアニメ、ゲーミング、コメディー、ファンタジー、テクノロジー等のコンテンツ事業者と契約し、幾つかの「チャンネル」を集めた基本パッケージを提供し、オプションのプレミアムチャンネルを売る多チャネルサービスと同じようなビジネスモデルを予定している。

VRVのサービス開始時期、価格等の詳細はまだ発表されていないが正式な発表は夏で、サービス開始は秋になる予定である。有料の基本パッケージに加え、広告付きの無料チャンネルも提供する予定である。サービスは若者向けになる事からサポートされるデバイスにはゲーム機が含まれる必要があり、すでにXbox Oneのサポートが正式に発表されている。

Sling TVの新しいパッケージ

OTTで多チャネルサービスを提供しているDish NetworkのSling TVは基本サービスとして「Sling Orange」と「Sling Blue」を発表した。Sling Orangeは基本的にSling TVの最初の基本サービスと同じで、ESPN、Disney等Disney系のチャンネルを目玉にし、1アカウント1ストリームで月額$20。Sling Blueはベータテストとして提供してきたFOX系のマルチストリームのサービスに、最近、契約更新したNBCUniversal系のチャンネルを加えた物で、月額$25。Blueには地上波のNBCとFoxがあり、それぞれが保有する局があり地域ではライブでの配信がある。加盟局の地域ではオンデマンドになる。ABC局を見るには別途$5のオプションに加入する必要がある。月額$40のOrange + Blueに加入する事で、Disney、NBCUniversal、それにFox系のチャンネルが見られ、ケーブルTVの拡張ベーシックパッケージに近づくが、Viacom系等を見るにはオプションに加入する必要があり、料金は特に安くはならない。

DishはOTTで提供される多チャネルサービスのSling TVのApple TV向けアプリの提供を開始した。Apple TV向けのアプリの提供と同時にSling TVはユーザ・インタフェースもアップデートし、好みのチャンネルを登録するMy TV機能等を加え、コンテンツ・ディスカバリーを強化した。