GoogleとEricssonはSTB向けソフトウェアで協力する。協力の目的は多チャンネルサービス向けのソフトウェアとOTT向けソフトウェアの統合と発表されており、STBベンダーはAndroid OSを使ったSTB上でEricssonのMediaFirstを走らせる事が可能になる。EricssonはMicrosoftから2013年にMediaroomを買い、STBソフトウェア市場に参入し、2015年にMediaFirstを発表している。しかし、MediaFirstを採用しているサービス事業者はカナダのTelus社に限られている。
TiVoの新しいUIとBolt+
RoviはTiVoの買収を完了させ、社名をTiVoに変えた。その新生TiVoはTiVoソフトウェアの新しいUIを公開した。TiVoのUIはSDからHDへとは変わったが、基本的な構成は19年間同じであった。新しいUIはテレビとOTTコンテンツの統合を意識したデザインになっている。インタフェースだけでなく、レコメンデーション機能も過去の経歴だけでなく、現在の時間、アクセスしているデバイス等も考慮した物になっている。TiVoはまた、小売り向けの4K対応DVRのBoltのチューナーを4つから6つに増やし、HDDを3 TBにしたBolt+を発表した。500 MBのBoltは$199、1 TBのBoltは$299であるのに対し、Bolt+は$499となっている。
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多チャンネルサービス加入者の減少
多チャンネルサービスへの加入者はQ2に大きな減少をした。減少規模は66万から80万世帯で、過去最高の数字になる。Informitv Multiscreen Indexによるとトップ10の多チャンネルサービス事業者合計で66.3万世帯減った。Leichtman Research Group(LRG)はトップ10事業者が66.6万世帯を失ったと報告し、MoffettNathansonは70万世帯の減少があった報告している。SNL Kagenは市場全体では81.2万世帯を失ったと分析している。

Leichtman Research Group
スポーツ放送のOTT化
スポーツは多チャンネルサービスの重要なコンテンツであった。しかし、多チャンネルサービスの視聴者、特に若い視聴者が減っている事でネットワーク、それにスポーツリーグはOTTでのスポーツ配信に動き始めている。ESPN等のスポーツ専門チャンネルの視聴者が減っているだけでなく、有料スポーツチャンネルパッケージの加入者も減っている。DigitalSmithsの調査では2016年Q2ではスポーツパッケージへの加入率は多チャンネルサービス加入者の11.6%で、前記の13.7%から大きくと減った。
DigitalSmiths
SVODとTVODの利用
DigitalSmithsの「Q2 2016 Video Trends Report」(http://goo.gl/HZRA9F)によるとQ2における北米のSVOD利用率は63.3%であった。利用率はQ1の60.3%から3ポイント増えただけでなく、利用されているサービスも増え、複数のSVODサービスの利用者が増えている事を示している。サービスとしてはNetflix(53.7%)、Amazon Prime Instant Video(24%)、それにHulu(11.7%)がトップである。4位のカナダのShomi、5位にYouTube Red等の新しいサービスが入っている。
