TVメーカーのVizioを買収した中国のLeEcoがアメリカでの事業を正式にスタートさせた。同社はスマートフォン、スマートTV、それに電気アシスト自転車の販売に加え、OTTビデオサービスを開始した。同社のビジネスモデルは、Apple等の様なコンテンツ配信を含めたエコシステムであり、OTTビデオサービスのLeLiveとLeはそのスマートTV、スマートフォンの販売に重要な物である。LeLiveはテレビ的なリニア配信のサービスで、発表時点では9つのチャンネルで構成されている。Leはオンデマンドサービスで、LeEcoは中国では大手のSVODサービスであるが、発表時点ではアメリカでは独自のサービスは無く、MGM、Lionsgate、Showtime、Vice、Sling TV、SeeSo等の再販である。
ComScoreがRokuを調査に加える
ビデオ視聴調査を行っているComScoreはRokuがOTTで配信している広告の視聴の調査と報告を開始する。Rokuは同社のストリーミング・プレーヤを対象にストリーミングサービスを提供している会社に対して広告販売のサービスを開始しており、第3者からの視聴報告が加わる事で販売のプラスになる。
BitTorrentがAVODから撤退
P2Pビデオ配信のBit Torrentは、独立系の音楽とビデオ・アーティストの作品を広告付きで配信するNowと呼ばれる6月から開始していた。BitTorrentはそのP2P技術を使う事で、高価なCDNを使う事無く、ライブ配信を10秒以下の遅延で行えるとそのサービスを売り込んでいた。しかし、Nowは10月に突然にサービスが終了となり、BitTorrentはロサンゼルスの制作オフィスを閉め、CEOのRobert DelamarとJeremy Johnsonを解雇した。
VuduがAVODを開始
Walmartの子会社でTVODサービスを提供しているVuduはそのサービス内で、「Vudu Movies on Us」と呼ばれる広告付きの無料映画配信を開始した。Vuduは数千本の映画が無料で視聴可能になると宣伝しているが、現時点では数百本程度しかない様だが、「Mad Max」、「True Grit」等が含まれている。AVOD市場の規模は小さく、VuduがAVODを本格的に追求するとは考えられなく、そのTVODサービスのプロモーション目的と思われる。VuduのAVODサービスはOoyalaの広告プラットフォームで提供される。
DEG(Digital Entertainment Group)によると、アメリカのSVOD市場は2014年の$40.7億から2015年には$50.8億と大きな成長をしたが、TVOD市場は$1.98億から$19.3億に減っている。TVOD市場の大手はAmazon(16.3%シェア)とGoogle Play(5.6%)で、Vuduのシェアは2.1%と低い。
VimeoがTVODを世界で開始
ビデオアーティストの向けの配信サービスのVimeoは5月に買収したVHXのTVODプラットフォームを使い10月に世界150ヶ国でTVODサービスを開始した。中心になっているコンテンツはLionsgateとStarzのTVシリーズで、配信権のある地域ではLionsgateが制作したNetflixの「Orange is the New Black」も借りることが出来る。
