欧州のAlticeがアメリカのケーブルTV事業者のSuddenlink($91億)とCablevision($177億)を買収する事で誕生したAltice USAがIPOを行った。株価は$30で開始し、ピークでは32.74に達し、Altice USAは$22億を得た。これは3月のSnapのIPO($39億)に続く今年で2番目に大きなIPOとなり、通信事業者としては2000年以来、最大のIPOであった。Altice USAの70.3%は欧州の親会社が持っている。
LibertyがGCI、HSNを買収
FCCはLiberty InteractiveによるアラスカのケーブルTV事業者のGeneral Communications Inc.(GCI)の買収を許可した。Libertyは108,000世帯の加入者を持つGCIを$11.2億で購入する。買収完了後、Liberty InteractiveはショッピングチャンネルのQVC等持つ会社(新社名はQV Corp.)とGCI Libertyに分割される。両者共にケーブルTV会社のCharter Communications、Liberty Broadband等を持つ、Liberty Interactiveの子会社になる。
Liberty Interactiveはまた、QVC競合ショッピングチャンネルとのHome Shopping Network(QVC)を$26億で買収し、QVCと合併させる。この合併により、QVCは5つのチャンネルと2300万の顧客を持ち、EコマースとしてはAmazon、Walmartに次ぐ第3位の会社になる。
Dishがホテル向けに4K STBを出荷
Dish Networkはホテルルームの多チャンネルサービス向けに4K対応のAndroid TVベースのSTB、Evolveを出荷開始した。EvolveはDishのホテル向け配信システムのSMATRTBOXに対応する。EvolveはChromecast機能を内蔵しており、宿泊客はChromecast対応のアプリからビデオを送る事も出来る。また、Bluethoothヘッドフォンの利用も可能になっている。
Sling TVの話題
OTTベースの多チャンネルサービスとして最初にスタートしたSling TVはUIの機能に番組表を追加した。Sling TVのこれまでのUIはSVODと同様なグラフィカルな物であった。DishはSling TVは既存の多チャンネルサービスと異なりチャンネル番号のコンセプトは無く、番組表は無意味だと言っていた。しかし、番組表が無いと時間枠の把握がしにくいとの指摘が多く、新しいアプリでは番組表を追加した。ComScoreによるとSlingの加入者数は200万人を超えた。加入者が増える事で、そのアドレッサブルな広告に対する関心が増し、広告売上も増えている。Slingによると同サービスへの加入者はテクノロジーの好きが多く、その層を狙う会社はアドレッサブルな広告の理解度も高い。
Sling TVはまた、名画SVODサービスのTribeca Shortlistをその基本パッケージのOrange(月額$20)とBlue($25)に加えた。Tribeca ShortlistはLionsgateとTribeca Enterpriseの共同サービスで、SVODでは月額$5で提供されている。Tribeca Shortlistを加える事で、Sling TVもライブ放送とSVODの両方を提供する事になる。YouTube TVはYouTube Redを含み、Hulu with Live TVにはHuluが含まれている。
FuboTVの話題
6つあるOTT多チャンネルサービスの内、FuboTVが唯一大きな親会社を持っていないサービスだが、6月にNorthzone、Fox、Scripps、Skyから新たに$5500万投資を得た。2015年1月にスタートした同社はこれまでに$7500の投資を得ている。FuboTVはまた、CBS局、CBS Sports、The CW等のCBS系のネットワーク、それにScripps系のHGTV、Food Network、Travel Channelをそのラインナップに加えた。FuboTVはクラウドDVR機能の強化も発表した。これまでは録画本数は3本で、最大保管時間は3日であったのを10本、10日間とした。クラウドDVR機能に加え、FuboTVは録画指定する事無く、過去3日間の番組をキャッチアップする「Lookback」機能を提供している。
