OTT多チャンネルサービスでの地上波

6つのOTTベースの多チャンネルサービスが始まっているが、まだ4大ネットワークをすべての地域で同時配信しているサービスは存在しない。これまで同時配信が行われてきたのはネットワークが局を保有する地域に限られていた。加盟局は独自に制作、あるいは調達した番組も放送しており、その権利処理が問題になる。また、ネットワークと加盟局間の収益分配も問題であり。

CBSはAll Accessで同時配信を行っており、その場合は加盟局に対してその地域の加入者からの収入をシェアする事で契約をしている。CBSは同様な契約でOTT多チャンネルサービスでも加盟局の多くと同時配信の合意をしている。しかし、CBSが求める再送信契約は高価で、Sling TV、DirecTV NowはCBSと契約していない。しかし、CBSもOTT多チャンネルサービスで同時配信をする事に積極的になっており、最近、FuboTVと契約をした。FuboTVとの契約にはCBSだけでなく、CBSとTime Warner合弁の地上波ネットワークのThe CWも含まれており、早ければ夏の終わりまでには一部の地域でThe CW局をOTT多チャンネルサービスでも見る事が可能になる。これは、4大ネットワーク以外で最初のOTT多チャンネルサービスでの同時配信となる。

AmazonとWalmartの戦い

先月号でAmazonとWalmartの戦いに関して書いたが、この争いはさらにエスカレートをしている。AmazonはWalmartの重要な顧客層である低所得層を引き付ける為に、政府からの援助を得ている世帯に対してAmazon Prime月額料金を$11から$6に引き下げた。Amazonはすでに

SharpがHisenseを訴える

Sharpはそのブランド名の返却を求め、Hisenseに対する訴訟を起こした。Sharpは2年前に5年契約で、アメリカにおけるTV製品でのSharpブランド利用権をHisenseにライセンスした。しかし、SharpによるとHisenseがSharpブランドで販売しているテレビは低品質であり、

新聞のデジタル購読が増加

Pew Research Centerによると平日新聞の購読者数(印刷とデジタル合計)は2015年の3771万人から2016年には3468万人に減り、日曜版の購読者は4096万人から3780万人に減った。印刷版の購読者数は平日が10%、日曜版が9%減っている。しかし、一部の新聞のデジタル購読